私とレインボーさんは共通点もあるけれど、キャラクターは真逆です。
男兄弟の真ん中のレインボーさんと、三姉妹の真ん中の私(一番上に兄がいますが)
同学年で
お酒が好き。
共通項はそれくらいじゃないかな? それ以外はことごとくタイプが違います。
年齢が同じだけあって見てきたテレビ番組や流行ものなど、話題は合うのですが好みは異なっていて、レインボーさんはバラエティーの、特に今でいうリアクション芸人さんが好きです。
私は特に好きなものは無く、その時にテレビで流れていたものをおとなしく見ているだけで、クイズ番組も歌番組もなんとなく眺めている子供でした。父の影響で基本はニュースやドキュメンタリーを見ることが多かったかな。
あ、でもドリフはレインボーさんも私も大好きです。ザ・ドリフターズは偉大。
美術館や博物館が好きで、お寺や神社の意匠を見るのも大好きな私に対して、レインボーさんはきょとん顔。
先日もデパートの画廊で『水森亜土展』があったので一緒に立ち寄ってもらったのですが、作品の数々に私が「可愛いー」「セクシーで素敵ー」とうっとりしているのを、レインボーさんは苦笑いで付いてくるだけ。退屈させてしまった……。
もふもふな小動物が好きで、特に猫はいつか飼いたい私に対しても、レインボーさんは無反応。
中でも犬は基本的に苦手らしく、小型犬や猫なら平気らしいです。
幼少期は人見知りが激しくて、今でも根っからの引きこもり体質のインドア派な私。休日は自室でのんびりするのが落ち着きます。
一方、生傷が絶えない活発な少年期に、休日は用がなくても外出しないと落ち着かない行動派なレインボーさん。社交的で顔もかなり広いです。
そんな陰キャと陽キャの私たち。そもそもお付き合いは、ちょっと複雑なスタートでした。
私としては、お互いに気持ちが通じ合ったと思えた日が印象深く感じていました。だからその日が私の中での記念日だったのです。
でも実はこの時、私は明確に言葉で意思表示はしていなかったのです。それがレインボーさんには不安だったのか、後日改めてランチをした時にそういうことで良いのか確認をされたのです。
ひとりで舞い上がっていたことを反省した私。改めてお互いに「よろしくお願いします」をしたのでした。
はい、ここでふたりの間に認識のズレが生じました。分かりましたよね?
私は最初に感じた認識のまま、今日まできてしまいました。そしてレインボーさんは、言葉で伝えあった日がスタートだと認識していました。その時差、約1週間。なんてこったい。
丁度私が記念日だと思っていた日は週末で、お泊りの日でもあったので事前にプレゼントを部屋に準備していました。そしていつものお店でふたりで飲んでいました。そこへ共通のお友達が現れて、お喋りをしている中で私たちの付き合いの長さの話になったのです。
「1年」と応える私。
「ほぼ1年」と応えるレインボーさん。
……ん?
「付き合うことになってからは1年だけど、言葉にしたのはもう少し先」と付け加えられて、ハッとする私。いやだ~、私ってば勇み足~! と、内心頭を抱えました。
仕切り直せばよいものを、準備したプレゼントを更に1週間置いておくのもなんだなと、その夜ほとんど眠りかけているレインボーさんに私は半ば強引に手渡し。レインボーさんは当然面食らっていましたが、快く受け取ってくれました。
今回は完全に私の思い違いでしたが、人格も生き方も性格も何もかも違うのですから、認識にズレが生じるのは無理もないとは思います。こういうのって、男女の性差からもくるものなんでしょうか? ちょっと気になりますが、そういう違いを歩み寄ってすり合わせていくのがこれからの課題でもあるんだろうな、と感じています。
長い長いお付き合いになる予定なので、そういうのも意識して生活していく必要がありますね。気を引き締めます。
それでは本日はこの辺で。秋の気配も近づいていますが、まだまだ暑さにはご用心です。