本日はお酒仲間でもあるAちゃんと、日田市豆田町まで行ってきました。
目的は東京に住む妹から頼まれた羊羹を買うため。
姪っ子ちゃんが部活で食べた羊羹がとても美味しくて、オンラインショップで購入しようとしたところ送料が商品より高くて二の足を踏ませてしまったとのこと。それならこちらで購入して、ついでになにか面白いものを追加で詰めて送ってあげようとなった次第です。
私は車を持っていないし運転もしないので、Aちゃんに打診してみたところ、暇だからいいよ、となりました。ついでに最近私が購入した日田もお酒を買いたい、とのことに。
ただ、日田は先月からの度重なる豪雨による道路の被害がまだ残っており、経路に不安がありました。それでも何度も行ったことのある土地です。きっと大丈夫。そう信じて車を発進します。
大分市から由布市、玖珠へと通り抜け、日田へ入ったところでナビが右折を促します。え? これまで豆田町へ行くのにこんな道通ったことないよ? とお友達とも思いましたが、ナビに従うしかありません。ナビはどんどん狭い山道に誘導します。明らかに豪雨で道が崩れた場所まで誘導し、そこから迂回を促します。
どうみても初めての土地に紛れ込んで困惑するふたり。彼女のナビと、私のスマホのナビを照らし合わせながらなんとか広く開けた場所に出ました。やがて天領時代の歴史を感じさせる豆田町へ車は入って行けました。
目的は「赤司日田羊羹本舗」(あかしひたようかんほんぽ)です。明治時代創業の落ち着いた外観に安心感を覚えます。店内ではほぼ全商品の試食が出来るので、お客様はじっくり商品を吟味できます。
私は最初から妹から頼まれていた商品一択だったので、そちらの試食をさせて頂きましたが、昔ながらの桐箱に一本ものの製法とかで、時間と共に糖化が進んでシャリシャリとした食感が生まれます。この羊羹とは思えないカリッシャリッの食感と甘すぎないお味が私も気に入る。
妹に送るものと一緒に、もう一本購入。
お友達は塩羊羹を選択。そちらはアルミパックに入っていて糖化はしないけれど賞味期限はながいそうです。一方私が購入した羊羹は桐箱入りで糖化の変化が進むので賞味期限は2週間。まぁ大丈夫でしょう。
改めてお店の方に伺ったところ、店舗とオンラインでしか販売していないとのこと。大分市内のデパートあたりでも買えたら良いのだけど、なにかしらこだわりがあるのでしょう。
私たちが買い物している間にも、他のお客様はひっきりなしでした。昔馴染みが多いのでしょうね。老舗のようだし。
羊羹を購入後はすぐ近くのクンチョウ酒造さんへ。お友達に運転をお任せしている以上、私だけが試飲させてもらえるなんて申し訳ない。そこでは甘酒ソフトクリームだけ頂きました。
そこから次の目的地、大鶴地区にある井上酒造を目指します。今月上旬に発売になった僅か1000本限定の『夏の百合仕込み』を求めに。こちらも蔵の直売所とオンラインショップでしか取り扱いがありません。私は彼と既に2本をまとめてオンラインで購入。でも、お友達を買っているの見ていると、なんだか私ももう1本ほしくなっちゃったな。ということで急遽私も1本追加購入です。
彼には秘密にしていますが、ここ読むだろうからそこからバレます。これ読んで呆れる彼の顔が想像できそうです。
その後、井上酒造近くの老松酒造へも立ち寄りましたが改装でもしていたのか店舗へは近づけず。まっすぐ帰ることになりました。
ここまででも充分車内のお喋りなどとても楽しかったです。井上酒造へ行く道中で牛舎に出くわし、牛の愛らしい姿に感動したものの窓を開けてしまい、特有の香りの洗礼を受けました。
帰り道では女友達がどうしてもとうもろこしを買いたいと言い出し、やっと見つけた道路沿いの青果直売所に直撃するも「今日は昼に閉めるつもりで早くに売り切っちゃったんですよ」と店主。
「つくづく今日の私はとうもろこし運がない」とがっかりするお友達。お詫びにと大量のスイカをもらっていたのが謎だ。
実は彼女、飼い犬のテリアちゃんを同行していた。お友達が車から降りようとすると、わんちゃんは素早く私の身体の上に移動して待機。なんか、踏み台のようだったけどモフモフに飢えている私には寧ろご褒美でした。あぁ、猫が飼いたい。
彼女にはアパートまで送ってもらい、そこから私は早速妹へ送る荷物の準備に取り掛かる。事前に買っておいた「たぶん貰っても困る」アイテムを3つも入れて、本命の羊羹を詰めて、コンビニから発送。その足でスーパーへ行き、人生で初めてのゴーヤを購入してみる。豆腐と豚肉も。もちろんゴーヤチャンプルーを作るためだ。なんとなく、あの苦いものを食べてみたくなった。
苦いの、得意なわけじゃないのに。疲れてたんだな。
出来上がりは見栄え最悪、味も思っていたより苦みが強くて残念な感じ。まだまだ改善の余地あり。
日田では2本買っていた羊羹。ひとつは早速妹に送った訳だが、もう1本を私一人で消費する自信はない。彼のご両親が甘いものがお好きだと確認が出来たので、差し上げようと思う。
そして、明日はその彼とビール飲み放題のバスツアーに参加予定。
バッグに忘れないように羊羹を入れて、明日は朝が早いのでこれで休もうと思います。
あ、車内ではお友達から彼とのことあれこれ質問攻めにされてしまって、困惑と気恥ずかしさがないまぜになって取り敢えず笑ってました。
これからもこんなことが続くんだろうな。覚悟というか、もう慣れてきた。
慣れたけど、余裕はまだないな。悠然と構えられるようになりたいものだ。