妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

【連載】絶妙アンバランス①「温度差の激しいふたり」

本日より、年内最後の連載ブログを掲載したいと思います。ちゃんと年内に終わるかな? ちょっと盛り込みますが、頑張って急いで書きます。では、どうぞ。

 

   ↓   ↓   ↓   ↓

 

11月に入ったものの、暖かい日が続いていたある日、レインボーさんから海鮮丼を食べに行こうと誘われて漁港の町へドライブデートに出掛けた。

 

山育ちの私は海が見えると子供のようにわくわくしてしまう。関の海はとても澄んでいて綺麗で、更にこの日は快晴だったので爽快感割り増し。

 

小一時間ほど走っただろうか。道の駅に立ち寄りつつ、目的地の食堂に到着したのだが週末のお昼時。約30分の順番待ちが出来ていた。

勿論待つ。海鮮は大好きだ。待っていろ、関アジ関サバ!

 

食堂の前は道路を挟んで海岸が広がっている。素晴らしい解放感だ。行ってみたい! 近くで海を見たい! でも、レインボーさんはあまり乗り気ではない様子。嫌がることは無理強いしないのが私たちの暗黙の了解。偶にちょっと我が儘におねだりすることはあるけれど、今のはそれやっちゃいけないな、となんとなく空気を感じた。

 

館内のお土産売り場のコーナーをのんびりと物色する。地元の名産品や、うっかりレインボーさんの嫌いな紫蘇入り商品に反応して、素っ気ない態度を取られてショボンとしてしまう、そんな時間も楽しい。反省はしたけど。

 

やがて順番が来て名前を呼ばれ、席に案内された。タブレットで注文をして、私がセルフのお水やお茶を取りに行く。いつの間にか定着した行動だが、それが私にとっては自然なことだ。

 

そもそも私は社会性も人間性もへなちょこなので、「男はこうあるべき」とか「女はこうすべき」とか、あるいはその逆なんて通念がいまいち理解出来ていない。衝突しあわないで、自分の好きなようにすればいいやん。相手がそれに合わないなら、相性悪いんだからお互いに関わらなきゃいいだろうに、てのが私の考え。

 

だから、彼と食事に出掛けてお冷がセルフなら率先して取りに行って「はい、どうぞー」と差し出すのは、私が女で彼が男だからとかじゃなくて、私が彼にそうしたいと思うから。

 

それが女という生き物だと言われてしまえば、まぁ私、女ですから。そういうものだと言われたら、そういうことなのかもしれませんね、とは思う。

 

やがて、運ばれてきた器から溢れんばかりの海鮮を堪能。つやつやプリコリな食感、磯の香にお互いに大満足。いつも楽しい時間を過ごさせてくれるレインボーさんには感謝しかない。

長距離運転は苦ではない、というようなことを言われたことはあるが、それにしたっていつも甘えてばかりでなんだか申し訳ないな、なんて思っていた。

 

このドライブのあと、実は私たちにとって事件が起きる。

 

この日は前述のように天気は良かったが、さすがに11月。時折冷たい風も吹いていた。

海沿いということも影響していたのかもしれないが、とにかくレインボーさんの咳が酷かった。

 

本人は「寒暖差で喉がやられたんだと思う」と言うけれど、それにしたって胸の深い部分からせり上がるように苦しそうに、何度も何度も咳き込む姿は見ていて痛々しい。

 

海鮮丼をあとは更に足を伸ばして津久見へ、ぎょろっけを買いに行こうという話になる。製造工場で食べる出来立てのぎょろっけは格別だとレインボーさんはいう。

私もぎょろっけは好きなので、楽しみに彼の運転に身を委ねた。

 

だが、やはり気になるのは彼の激しい咳き込み。かなりツラそうだ。

先程は寒暖差の影響だと言っていたが、寒暖差アレルギーだと診断されたわけではない。これは病院で診てもらうべきではないかと思い始めた。

 

間もなく、カーナビは目的地を示した。だがそこは閑散としている。

ぎょろっけの工場は、休業日であった。日曜日だったので、そりゃ当然想定出来たな。

 

ふたりで残念がったり笑ったりしつつ、この日はもうかなりの距離を運転していたレインボーさん。私をアパートまで送り届ける為に、高速道路を利用して帰路に着いた。高速道路は海岸から離れた山の中を通っている。

 

見るだけでテンション上がる海だけど、また一緒に来ればいいさ。

 

アパートの近くまで戻ってきたところで、不意にレインボーさんがショッピングモールに寄ると言った。地元有名飲食店が特別出店するイベントが開催されていたのだが、なんとそこで先程空振りしたぎょろっけのお店の商品が並んでおり大爆笑。

出来立てではなかったけれど、揃って口がぎょろっけになっていた私たちは迷わず購入。その夜の晩酌のお供が決定した。

 

別れ際も彼の咳が気にかかり、行けるなら病院に行った方が良いと何度も伝えた。

その夜は、彼に買ってもらったウィスキーのハイボールとぎょろっけを頂き、程よい疲れの中で眠りについた。

 

翌日早朝。彼からLINEが来ていた。

午前3時頃から咳が激しくなり、眠れなかったこと。今日は仕事を休んで病院へ行くこと。もしも感染する病気だったらごめん、と。

 

新型コロナの抗原検査キッドは持っていたそうで、それによるとさいわい新型コロナは陰性だった模様。

では、次の疑いはインフルエンザ。実際、この時期は全国的にインフルエンザ感染が急増していると連日ニュースで流れていた。

 

もしこれで彼がインフルエンザに感染していたとしたら、前日の激しい咳は間違いなくそれだろうし、そうなると車内で何時間も一緒に過ごした私にも感染している可能性が限りなく高い。

 

その後も頭痛や身体の痛みに、一気に上昇し始めた体温など逐一報告してくれる彼を気に掛けつつ、無職の私も念の為に解熱鎮痛剤を服用したり体温をまめにチェックした。

 

そして昼、厳しい現実を突きつけられた。

掛かりつけを受診した彼からの「インフルエンザA型に感染」との一報。

うん、いやまぁ、そうだろうね。

 

海鮮丼デートの2日前に、レインボーさんはいつものひとり飲みに出掛けて繁華街を歩いていたので、おそらくそのどこかでもらってしまったのだろうと推測。

海鮮丼のお店と、ショッピングモールでも周囲に感染させてしまった可能性があるのが心苦しい。

 

私は運良くというか、この時はまだ無職だったのでとにかくひたすら寝た。この日は大して症状は出なかったが、翌日に事態は変わった。

体温は平熱なのだが、咳が酷く出始めた。苦しい。これはヤバい。

 

体温が高くはないので、もしかしたら陽性反応は出ないかもしれないが、絶対に間違いなく私もインフルエンザ(しかもA型)に違いない。

午後からではあるが、徒歩10分圏内の総合病院へ向かった。

 

感染症の疑いがあるので当初はパーテーションに仕切られたスペースで待機していたが、なんとと言うかやはりと言うか、結果は「陰性」

咳の薬を処方されて終了。

 

いやいや、そんな訳はない。

大量にゼリー飲料やアイスクリーム、ポカリやローテーション用のアイスノンを購入し帰宅。胃腸に負担を掛けないように、体力を無駄にしないように過ごした。

 

2日後、一気に体温が上昇して再受診。めでたく(?)インフルエンザA型との診断が出た。

 

再受診と言うこともあって話が早く、イナビルを処方されて帰宅。晴れてふたり揃って仲よく寝込むことになったのである。

 

独り暮らし歴が長い上に元来の引きこもり体質な私は、寝るのは得意。突然寝込んだとしても特に慌てることはなく、堂々たる安静をしていたのだけれど、レインボーさんは私と違って活動的な人だ。何日も寝て過ごすのは苦痛だろう。

 

お互いに数日の差はあれど、きっちり1週間寝込んだ私たち。

実はレインボーさんからインフルエンザ感染の知らせが入ったとほぼ同時に、私にはもうひとつ大きな事件が起きていた。再就職が決まったのだ。

 

失業給付を受けつつ求職活動をしていた私だったが、面談の度に「今回は見送らせて頂く存じます」的な返答が続いていた。それが今回は担当者が変わり者だったらしく、私なんぞを採用してくれたのだ。なんとありがたい。

 

更にありがたいことに勤務開始は約半月後。それまでにはインフルエンザも余裕で治まっている。

 

インフルエンザは治まったものの、毎日咳を引きずりつつ仕事に邁進しているレインボーさんには申し訳ないけれど、私はじっくりと体調を整えることに集中した。

 

そんな1125日。

クリスマス1ケ月前に、知人が所属するベリーダンスのイベントが開催されるとの案内がきて、レインボーさんと参加することになった。

あ、踊るのではなく、観覧する側で。

 

せっかくのクリスマスと銘打っているのだから、クリスマスカラー・クリスマスコーディネートで参加しないと勿体ない。し〇むらやダイ〇ソーで赤いコートにフェイクファーのスヌードを購入。さり気なくグリーンのタイツに赤い靴で全身でクリスマスを表して待ち合わせの場所へ向かった。

 

現れたレインボーさんの姿は、なんとジャージ。

似合っているんだけれど、そのカジュアルな装い好きだけど! でも、イベントにそれはどうよ!

 

しかも、ここまで固めていたのにレインボーさんは私のクリスマスコーデにまったく気が付いていなかった。頑張ったのに……。

 

更にこの、いかにもクリスマスを意識しましたコーデな私とジャージ姿のレインボーさんの姿を見て、お友達の皆さんは「温度差が激しい!! 」と爆笑。

 

つい少し前に仲良くインフルエンザに感染して寝込んだふたりだけど、こんなにも感性が違っていたとは。

そう言えば、一緒にいるところにレインボーさんのお知り合いに初めて会った時に、「兄妹かと思った」と言われたほど雰囲気の近い私たち。共通項が多いと思っていたけれど、冷静に考えてみると意外と噛み合っていないところも多いかも。

 

これは、彼との将来的なことも考えている以上は、改めて共通点と相違点を見つめ直す必要があるかもしれない。

 

ちょっと時間が必要だ。

 

【続く……】

 

連載企画再スタート…するかも

長らくサボ…じゃなくて、おやすみしていた当ブログ。

この数ヶ月のあいだに、結構いろいろありました。

 

ざっくりいうと、数社就職面接して全滅したり、インフルエンザに罹ったり、今そんなに忙しくないけどって断られた上でお仕事に採用されたりしました(本当にざっくり)

 

実際本当に忙しくないし、基本的に電話対応一切無しという楽園のような職場で若干戸惑いもありますが、なんとかやっています。

 

そんな中、遂に本日48歳の誕生日を迎えました。

毎年誕生日は前日から日付けが変わる瞬間には塩沢兼人さんの声を聴きながら日本酒を飲むのが恒例でしたが、今年は夏に断捨離でコンポ()も手放してしまったので特別編集のMD(更に笑)も聴くことが出来ず。て言うか、明日も仕事だから早く寝ないと、と早々にお薬を飲んで寝てしまったのです。

インフルエンザの後遺症でしょうかね、毎晩激しく苦しい咳に叩き起こされて疲れていたので…。

 

兼人さんへの愛が薄らいだ訳ではないの。少し前にも前を走る車のナンバーが兼人さんのお誕生日で、今日はいい日だな~なんて幸せな気持ちになったくらい。

隣で運転していたのは当然レインボーさん。

 

どちらに対しても浮気じゃないよ。どちらも大切で大好きなのです。

 

そんな日々を、これからも少しずつまた書き溜めては投下していきたいと思います。

 

アラフィフ婚シリーズ第3弾、年末年始に向けて楽しみながら頑張ります。

 

健全な宇佐神聖ドライブ

先日、新米を各所に届けに行くというレインボーさんからのお誘いで、一緒に宇佐市までお出掛けすることになりました。ドライブなので、お酒抜きの健全デートです()

 

お昼前に合流して、まずはレインボーさんの職場へ。そこで1袋下ろして、次に以前からのお知り合いという方の自宅へ。そちらへは2袋お渡ししました。

非力な私は助手席待機(手伝えよ)

 

さて、遠出の目的は達成しました。

ランチを食べそびれていたので、ドライブしながら食べ物屋さんを探します。

 

大きな通りに出る際に、レインボーさんから右折か左折かどちらに行きたいか聞かれました。

細かい予定を立てずに『行き当たりばったりなるようになる』スタンスなお出掛けはいつものことです。

そこで私はなんとなく左から圧を感じていたので、左折をお願いしました。これがのちに大正解。

 

しばらく車を走らせていましたが、商店はたくさんあるのに飲食店がなかなか見つかりません。レインボーさん、すっかり空腹のようでちょっと心配。さっき右折にしておけば良かったかな? と不安に。

 

特に何が食べたいなんてものはとっくに無くて、とにかく目に入った食べ物屋さんに入ろうという次元にまで来た頃に、一軒のうどん屋さんを発見! お昼時を少し過ぎていたので、程よく席にも余裕があって、窓から見える稲穂の波を眺めながらの穏やかなランチタイムです。

 

私はごぼ天うどん、レインボーさんは天婦羅うどん。追加でおにぎりも注文。

うどんは太くて柔らかくて、博多うどん寄りな感じでしょうか。無料サービスのお漬物とあわせて美味しく頂きました。

 

ようやくお腹も落ち着いたので、さてこの後どうするか? 更に左の方向へと向かいます。

そこで私は目ざとく見つけました。『宇佐神宮まで4㎞』の看板を。近い!!

 

宇佐市といえば『宇佐神宮』ですよね。いや、から揚げとか掩体壕とかいろいろありますが、私の中では真っ先に浮かぶのが宇佐神宮なのです。

過去に2回訪れており、願掛け地蔵尊にもお参りしています。ひとつだけ願いを叶えてくれるというお地蔵様。お参りにはルールがひとつあって、願掛けしている姿を誰にも見られてはいけないのです。

私が過去お参りした頃はあまり知られていませんでしたが、いつだか全国放送のテレビで紹介されたらしく、願掛けに来る人が増えて最近はちょっとお参りしづらくなっているようです。

 

実はここまでの間に一度、他に寄りたいところはあるかと聞かれて「宇佐神宮の近くを通るならお参りしたい」と伝えていました。ただ、宇佐神宮は広いです。特別高くはないですが山なので、たくさんの石段と傾斜のある道を昇らなければいけません。それでレインボーさんへ提案するのに少し躊躇していました。検索したところ、お参りの所要時間は「通常参拝60分」とありました。

それを聞いたレインボーさん、「えー、やだぁ」と。

ですよねー。

 

レインボーさんにはただでさえ重たい米袋をいくつも運んでいますし、長距離の運転も任せっぱなし。それで更に約1時間も歩かせるのは申し訳ない。

いや、でも行きたい。4㎞なんてすぐやん!

 

「宇佐神宮! 今4㎞て看板にあったよ!」「えー(困惑)」

「ほら、もうあと2㎞て!」「えー(更に困惑)」

 

そして、レインボーさんにとっては無情にも(笑)、宇佐神宮の駐車場に差し掛かりました。

「本当に行くの?」「行きたい!」

という超我が儘な短いやり取りで、レインボーさんは素直に駐車場に入ってくれました。

ありがとう、愛してるわ(笑)

 

実は、私には物凄くこの場所でやりたいことがあったのです。それを成し遂げる為には、たとえ酷でもレインボーさんを付き合わせる必要があったのです。

 

境内に入り、広く清々しい空間の中を進みます。左手側の脇に、横に渡した太い竹筒からチョロチョロと水が流れ出しています。手水舎はもう少し先ですが、まだコロナが不安な方はここで清めれば良いのかな? とレインボーさんに話しかけたら、返ってきた言葉は「ごめん、何言ってんのか全然分かんない」でした。

神社仏閣にはまったく興味がないとは言われていましたが、そこまで全力な返しがくるとは思っておらず笑ってしまいました。

 

手水舎で作法を教えながら、お清めを済ませます。

手水舎の前が、例のお地蔵様に向かう分かれ道(立て看板あり)がありますので、レインボーさんにお地蔵様のことを話して「何かお願い事ある?」と尋ねましたが、特に無いとのこと。

今回はまっすぐに上宮に向かいます。

 

上宮へと続く鳥居まで来たところで、「絶望的な階段が見える……」と呻くような声で呟くレインボーさん。胸は痛みますが、笑って誤魔化しながら更に先に進みます。

 

そして遂に私の真の目的ポイントである、若宮神社の横まで来ました。石畳を凝視し続け、発見『夫婦石』!!

仲よく寄り添う夫婦石

皆さん宇佐神宮のジンクスってご存じですか? 祀られている神様が女性なので、カップルでお参りすると嫉妬されて別れてしまうのだそうです。

実際に別れてしまわれたカップルもいるそうですが、別れることなく順調に続いているカップルや、毎年初詣に訪れているご夫婦がいるのも事実のようです。

 

私の勝手な想像ですが、別れることになったカップルは元々ご縁がなかっただけなのではないかと思っています。それを見た神様が、「その相手はやめておきなさい」と縁を切らせてくれたのではないかな? と。神様は、きっと相手を見極めてくださっているのです(意見には個人差があります)

 

そもそもカップルに嫉妬する神様が祀られている境内に、夫婦石なんてあるものでしょうか。

向かい合うように敷かれた石に、カップルや夫婦であれば手をつないでそれぞれの石の上に立つと今後も円満に。おひとりさまであれば、両足でそれぞれの石の上に立つと良縁に恵まれるという夫婦石。

 

当然レインボーさんはそのようなパワースポットがあるなど知らないので、私が「あったー!」と喜んでいる様子を見てポカーン。そして、私から突然手をつながれて、石の上に立つように促されてかなり動揺していたと思います。いやぁ、申し訳ない(本心か?)

 

夫婦石からすぐのところに丁度ベンチがあって、汗だくのレインボーさんが少し休みたいというのでちょっと休憩。私たちのあとにも仲よく夫婦石の上に立って記念撮影をするカップルを眺めつつ、「これが目的で来たかったん?」との問いかけに「へへっ」と笑っておきました。

 

この後上宮にお参り。西大門や二之殿、三之殿が改修工事中で幕が張られていたのは残念でしたが、ご神木にレインボーさんの健康をお願いして下宮へ。

遠回りやん、とかまっすぐ帰ったらいけんの? とぼやくレインボーさんを宥めながら下宮のお参りも済ませたらようやく元来た道を戻ります。

 

レインボーさんは上宮でお守りを頂いていたのですが、その際の巫女さんの言葉に少々驚いていました。「〇〇円お納めください」とか「よくお参りいただきました」というワード。神社で縁起物やお守りを頂く際にはお決まりの言葉ですし、レインボーさんは毎年地元の神社へ初詣に行っているのは知っていたので、これらを知らなかったのが意外でした。

いつもおみくじ引くだけだったのかな? 来年は破魔矢か熊手でも頂きますか?

 

仲見世まで行く気力も失っているようだったレインボーさん。駐車場代はもちろん私が支払って、帰路につきます。

我が儘を通してごめんなさいと、ありがとうをたくさん伝えました。

 

最後に、上宮で引いたおみくじについてちょっとだけ。

運勢は「小吉」でしたが、「恋愛」の項目に書かれていた言葉が直球で衝撃的でした。

 

『この人を逃すな』

 

はい、大切にします。

 

今回は連載企画以来の長文になってしまいました。最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

すっかり秋めいてきました。うっかり寝冷えなんてなさいませんように。

では本日はこの辺で。

 

目指せ脂肪燃焼!

秋の涼しさを感じるようになりましたね。今朝はエアコンも扇風機も切って、窓から入る風だけで過ごしています。

 

フィットネスクラブに通うようになって約2週間。筋肉をつける為に、運動後にはタンパク質を摂取するように意識を始めました。お豆腐に納豆、チーズにヨーグルト、鶏肉などなど。

 

効果はというと、体脂肪率が3%落ちました! 凄い!

 

しかし、体重は相変わらずです。ずーっと横這いなのです。

 

お友達はその分筋肉がついてきたのだから、更に有酸素運動をあわせて頑張れば1~2週間後には変化があるだろうと励ましてくれます。そうだといいなぁ。

 

正直、あんまり自信ない。どうしても私という人間は一般的な人からは劣っていると感じてしまうから。

 

フィットネスクラブには毎日夕方に通っているので、帰宅してからまだ身体が温まっているいるところに有酸素運動をして、更に汗をかいたところでお風呂。そしてタンパク質中心の夕食という流れが良いかな?

 

1ケ月のみの体験入会なので、残りは日数は僅かです。それで体重の変化は望めるでしょうか?

マイナス10㎏はさすがに高望みが過ぎると自覚はしていますが、せめて5㎏は落としたいです。

そして太る前に着ていた洋服が、また着られるようになりたいのです。

 

先日SサイズのTシャツを出してみて、素で「ちっさ!」と声に出して言ってしまいました。今現在の体型がいかにデカいかということです。

お酒絡みのスタッフポロシャツなどもあるので、本気で痩せないとイベントにも参加出来ません。

 

完全に衣替えする前には絞りたいですね。コートなんて絶対に買い直したくないですもの。出費痛い。

 

さて、まだ夕方までにはたっぷり時間があるので、少しばかり有酸素運動でもしましょうかね。

痩せて、レインボーさんに褒めてもらいたいという秘かな狙いもあるのです。

 

レインボーさん、このブログ読んでるから書いちゃったら意味無いんだけどね。

 

それでは干した洗濯物とお天気の変化に注意して、今日も一日元気に頑張りましょう。

 

ダイエットの舵取り

主に有酸素運動と食事管理(糖質制限など)でダイエットを始めて約2ケ月が過ぎましたが、最初の半月ほどで4㎏落とせて以降まーったく体重が減りません。

「リバウンドしていないのが凄い」と励ましてくださる方もいて、確かに増えてもいないのでそこは効果があるとも思えますが、やはりグラフの線には下がってほしいです。

 

不思議なことに、体重が減ると体脂肪率が上がることがあります。これはもしかして、筋力が落ちているのでしょうか? 脂肪より重たい筋肉が減っているから、体脂肪率が上がってる?

いかん、それでは本末転倒。

 

ただでさえアラフィフです。体力低下待ったなし!

お年寄りが長い時間をかけてゆっくりお散歩している光景が、以前よりも気になるお年頃です。いくつまで杖なしで歩けるだろうかという不安さえよぎり始めています。

 

このままではいけない。今のダイエットのやり方では、これ以上の改善は望めない気がしてきました。

何か思い切った舵の切り方をしなければ。

 

そこで、今や誰もが知るマダム御用達フィットネスクラブのお試しキャンペーンに申し込むことにしました。1回30分、お買い物ついでに通えちゃう、あれです。

今回のキャンペーンは無料で1ケ月通い放題とのことで、今ならお仕事もしていないので時間はたっぷりあります。定休日以外は連日通う勢いで始めてみることにしました。

 

初回はクラブの説明とカルテ作り。そして12種類あるフィットネスマシンのうち、数台のお試しが出来ました。

カルテ作成は現在の健康状態や身体の気になる部分などをアンケート方式で応えていきます。そして現在の体重、体脂肪率、腹囲などの計測をしました。

 

その中で『骨格筋率』というものも計測してもらいました。要は、筋肉量ということだと私は解釈したのですが、間違えていたらごめんなさい。

標準の骨格筋率は「25.9%以上」なのだそうですが、なんと私の骨格筋率は僅か「22.2%」!

低すぎる!!

 

これまで有酸素運動を毎日頑張っていましたが、筋トレに切り替えるべき?

 

この事実をSNSで嘆いたところ、知人から「筋肉量が増えると、同じ運動量でも消費カロリーが増えるのでダイエット効率がアップするよ」とのアドバイスをいただきました。なるほど。

 

翌日からはフィットネスクラブで全種類のマシンを使って、30分みっちりトレーニング。

どのマシンもとてもシンプルなのですが、コーチさんの指導通りに動かすと結構キツいです。特にすべての動きを腹筋を意識するように言われたのですが、そのとおりにしてみるとかなり効きます。普段如何に自分がだらしない姿勢で生活しているかを痛感させられました。

 

まだ始まったばかりですが、筋肉量を増やすという新たな目標が定まりました。今こうしてパソコンのキーボードを叩いている間も、お腹に力を入れて背筋を伸ばすように意識しています。

久しく部屋の隅にいたダンベルも引っ張り出して、クラブのマシンと同じ効果のある運動を始めました。

 

目標は大きくマイナス10㎏! 欲を言えば更にマイナス3㎏。

たった3年足らずで2サイズもアップしてしまったスーツが、また着られるようになりたいのです。

 

1ヶ月後、どれだけ変化しているでしょうか。楽しみなような、不安なような……。

どちらにしても、結果はこちらでも報告する予定です。かなりぼかすけどね。

 

なんとなく、今日動かした筋肉がぽかぽかしているのを感じながら、本日はこの辺で。

地味な残暑が続いていますが、皆さまお身体ご自愛ください。

 

年長者として甘んじて受け止めることが大事

二日ほど前です。レインボーさんと酒蔵巡りツアーへ参加してきました。

一昨年の私の誕生日前にも参加したものの、謎の体調不良につき途中でリタイアしたコースです。

 

念願の萱島酒造さん(代表銘柄は日本酒の西の関)と南酒造さん(代表銘柄は焼酎のとっぱい)の敷地内に入れた時は喜びもひとしおです。

 

それぞれの蔵元の皆さんにはこれまで何度も各種イベント会場で顔を合わせていたので、初めての蔵見学に感激している私に「初めてでしたっけ?」と驚かれました。

 

ふたつの蔵で散々試飲をさせて頂き、昼食会場でもあるだけ飲み放題。

帰りには抽選でお土産のお酒も頂き、本当にお酒大好きな団体様大満足なツアーでした。

 

この昼食会場での出来事なのですが、ちょうど旅行会社さんに中国からの留学生が数人インターンとして参加していました。その中のひとりの女子学生が私の隣の席に着きました。

中国語を独学で学んでいる私を、添乗員さんがサポートしてくれようとしたようです。

 

まだ日常会話すらままならいのに、そんな無茶なと思いつつも、学生さんの優しさに甘えてGoogle翻訳を駆使しつつ、いくつか質問をしてみました。私の話した言葉の発音も修正してくれて教えてくれたり。大変お勉強になりました。

 

その中の流れで年齢の話になったのですが、彼女は21歳とのこと。あどけない雰囲気もあったので納得の答えでした。逆に私が年齢を聞かれたので、頭で1から10までを中国語を追いながら、なんとか47歳だと伝えると、彼女はびっくり。

 

日本語で「30歳くらいかと……」と。

 

わぁ、それはさすがにないけど、どうもありがとう(棒)

 

なんか気を遣わせちゃったな。申し訳ない。

その後も彼女のアッシュがかった綺麗な髪色について尋ねたら、これはオリジナル(生まれついた色)だとの回答が。あまりに艶々サラサラ軽やかで素敵なカラーだったので、種類なりサロンなり教えてもらいたかったのだけど、一切手を加えていないと知ってとても羨ましくなりました。

 

因みにその髪色になったのには理由があるらしく、お母さまが彼女を妊娠中に胡麻をあまり食べなかったから、と。

え? そんなことあるの? と思ってしまいましが、妹さんを妊娠中にはたくさんの胡麻を食べていたので妹さんの髪色はとても黒々しているそうです。

 

面白い話を聞けました。この場合は、黒胡麻なんだろうな。

現在の私の白髪対策には手遅れでしょうけれど、ちょこちょこと黒胡麻を食事に取り入れようかな、と思った次第です。

 

しばらくして添乗員さんが様子を見に来てくれました。そこで、私の四声(しせい)がまだまだという意味の会話がありました。すると学生さんとは反対に座っていたレインボーさんが盛大に吹き出しました。

「知性が無い?」と

「知性ちゃう! 四声! 四つの声と書いて四声!」

慌てて訂正しました。さすがに知性がないとか暴言の類でしょう。

 

結論として、やはりどんなに聞いたり読んだり書いたりしても、話す機会がなければ外国語は身に付かないという、ある意味当たり前のポイントに着地しました。

参考書をCDの音声を追いながら聞いても、簡体字の練習帳で文字をたくさん書いても、アプリを使っても、生の会話を経験しないと上達は難しいものです。

因みにこの日お話してくれた学生さんは、学校での日本語学習のほかにアルバイトをして日本語に触れていたそうです。なんと立派な。

 

引きこもりの私にはハードルが高いなぁ。でも、いつかは習得したい。

せっかく今は無職なんだから、いくらでも時間あるし、頑張ってみようかな。

 

ところで先程学生さんと年齢の話になったと書きましたが、そのやりとりをレインボーさんも聞いていたそうです。行き過ぎとも言えるお世辞発言が全力でツボにはまり、吹き出すのを必死に堪えたといいます。そんなことを言いながら、いたずら小僧の大きな目をキラキラさせて、私の顔をニヤニヤと見つめてきます。

失礼な人だ。

 

分かってるわよ、アラフィフに対して30歳に見えるなんて有り得ないことは。

でもね、これはお年寄りに対する若者の処世術なのよ。おそらくそれは万国共通。

年配者として、そこは素直に受け止めてあげるのが礼儀ですよ。

 

真に受けるのとは違いますからね。そこはお間違いのないように。

あくまでも私は47歳、アラフィフのおばちゃんです。

 

昼食会場を後にしてからは、大分空港のショップでぶんご銘醸さんの焼酎を試飲。

さすがに飲みすぎたな、とアイスのブラックコーヒーを飲んで一休み。その間、他のツアー参加者さんは足湯(大分空港の名物です)などを楽しんでいました。

 

移動中に大雨に二度ほど降られましたが、解散場所に着く頃に雨も上がり、各々帰宅の途につきます。私とレインボーさんはアミュのチルバーで焼酎カクテルをまったり一杯。

 

続いてお友達が飲みに出ているという居酒屋さんへ移動。

レインボーさんのお知り合いの方にたくさんお会いして、皆さん私の存在はご存じなので、至るところから結婚を促す言葉を掛けられました。

結婚式というより、お祝いする会という形で、よく使わせてもらう居酒屋さんの宴会場ですればどうかとまで提案してくれました。

 

皆さんのお気持ちは有り難いけれど、難しいところです。

結婚も勿論そうですが、まだ私が姓の統一に対するもやもやを完全に払拭しきってもいないし、住まいをどうするのか、いつのタイミングにするのか、現在プーの私に出来ることは?

レインボーさんの負担になることだけは避けたいのですが、先日も1件不採用通知がきたところです。ちょっと焦ってきています。

 

何より、レインボーさんが踏み込んだ話をあまりしてこないので漠然とした不安を覚えてしまう瞬間もあります。

 

そんな私の気持ちが伝わったのでしょうか。帰りのタクシーまで私を送ってくれる時、レインボーさんからお互いの将来について、ちゃんと考えてあれこれと調べ物も進めているのだと打ち明けてくれました。

 

ありがたいー、そしてすぐに不安になってしまう私が情けないー。

 

レインボーさんを信じようと思っているのに、根っからの自己肯定感の低さがそれを邪魔をしてしまいます。そんな私に呆れてしまわないか不安になります。

 

今更この歳になって、焦ったり急ぐ必要なんてまったくありません。そこは理解しています。

彼のペースを尊重して、私のペースとの差異は話し合って寄り添って擦り合わせていければ良いですね。

 

先は長いのですから。

 

人生はいつだってクルンクルン

ダイエットを始めてそれなりの日数が経ってきました。

普段の食事は低脂質で、炭水化物は極力摂らず。週に一度のレインボーさんとのお出掛けの際にちょっと贅沢してます。

運動は有酸素運動を中心に毎日汗だくになるまでやっています。

 

が、体重はなかなか減りません。ちょっと減ってもすぐ戻ります。一喜一憂も疲れました。

でもそのうち、体脂肪率が目に見えて下がってきました。体重は殆ど変化がないのにです。

 

これは、筋肉量が増えてきたということなのでしょうか? だとしたらとても良い傾向だと思います。

このまま運動を継続して筋肉量を増やして、体脂肪率を減らしていけば自然と痩せていくといいなと思います。

 

そこで最近ちょっと変化を付けたくて、フラフープを購入してみました。内側に突起があって、少々重量感のあるタイプです。体幹を鍛えられるか? と思いまして。

 

さっそく組み立てて腰にあてがい、ブンっと回してみます。あっさりガコンっと床に落ちるフラフープ。

なんと、1回も回らないという衝撃。

最初から上手くいくとは思っていませんでしたが、さすがに1回も回せないとは予想外でした。

 

しかも何回目かの挑戦でうっかり位置が高くなり、脇腹にズキッと痛みが走りました。フラフープの突起と肋骨の間でお肉が挟まったようです。Tシャツをめくって確認すると、内出血で小さく濃いあざが出来ていました。あ~、やっちゃった。

翌朝、恐る恐る再度脇腹を確認すると、あざは倍の大きさにまで真っ赤に広がっていました。

 

更に日に日に3倍、4倍にとあざは広がり、次第に鮮やかな赤色から赤黒くなってきました。

み、見苦しい……。

他人様に見せるような部分ではありませんが、結構恥ずかしいです。

 

因みに最近では30回は連続でクルンクルン回せるようになってきました。めげずに続けて良かった。これからも継続していきますよ。

 

 

ところで先週、新しいお仕事の面談を受けてきました。結果は「今回は見送りということに……」でした。

 

残念ではありますが、私自身も少々不安があったのでお断りされてホッとした部分があるのが事実です。

と言うのも、思いっきり窓口業務だったのです。重度の鬱を発症してそろそろ10年になるのですが、やはりまだまだ対面での業務には不安が付きまといます。レインボーさんからも心配されてしまいました。

 

早く社会復帰したいけれど、年齢的にも再就職は厳しいですし、焦りは感じます。

 

焦るけど、まあジタバタしていても始まりません。今できることをしましょう。

いつものように朝起きて、朝ドラ・ご飯・お洗濯。こうしてパソコンを開いてちまちま文章を打って、休憩を兼ねてダイエット体操。そしてフラフープをクルンクルン。

 

同じことの繰り返しの中での変化を信じて、明日もクルンクルンしていきましょう。