アラフィフ婚のすゝめ

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

【連載】アラフィフ婚への道⑦父と兄とモーニング

問題が起きた。

虹夫さんのお父さんが、衣装は私の兄と合わせると言い出した。

 

いやいや、うちの兄は礼服の予定ですが、お父さんはモーニングでしょう。合わせちゃダメです。

どうやらお父さんはモーニングを着ることに抵抗がある様子。

 

考えてみると、兄が結婚した時の父はモーニングではなく礼服だったように思う。だがもう25年以上も昔の話で、現在では新郎新婦の父親はモーニングが当たり前のようである。

いくつかマナー講座のサイトなどを巡ってみたが、やはりどこも同じことばかり書いている。

 

虹夫さんのお兄さんと弟さんが結婚した頃もうちの兄の頃とあまり違わないので、当時のお父さんもモーニングは着ていない。今更感はあるのかもしれない。

 

兄に打診してみると、さすがにお相手のお父さんと同格の衣装は着ることが出来ないとのこと。

それでも数日考えてくれたのか、お父さんがどうしてもというならモーニングを着ても良いとの返事をもらった。どう見ても、文字から「不本意」と裏の声が聞こえてきそうだった。

 

 

そうこうしているうちに、2回目の衣装合わせの日が来た。

この日は虹夫さんのタキシードと紋付袴、私の色打掛、両家の母の留袖を決めることになっていた。

 

まずは虹夫さんのタキシード。お好きな色やデザインはありますか? という質問に対し、「とにかく入ればいいです」と率直に返す虹夫さん。

大きいんですよ、私も虹夫さんも。

 

大きいサイズのあるデザインをふたつ用意してもらい、着比べてみる。ジャケットが入った方で決定したものの、今度はズボンがキツイ。

これが入らなければ取り寄せで追加料金がかかるラインでズボンが入った。良かった!

 

次は紋付袴。これは特に問題もなく即決したのだけれど、その試着姿に私が盛大にツボってしまう。

だって! とんでもなく似合っていたのですよ!

 

どこの親方だよ! と、虹夫さんのお母さんや私の母がいる前で大爆笑。

この姿を友人たちに見せないなんて勿体ない! 前撮りだけで済ませるなんて出来ない。

この凛々しく頼もしい姿をみんなに見せたいと強く思った私。

 

両家の母の留袖選びでは、それぞれの好みの色味や柄の傾向が分かって面白かった。

お腹周りが大変ヤバい母は、どうしても着崩れてしまうので追加料金でサイズを上げてもらった。

 

なかなかありません、和装でサイズアップとか。

 

そしていよいよ私の色打掛選びです。

青を基調とした素敵な打掛を纏ってみると、虹夫さんのお母さんが絶賛。お母さんが選んだ留袖も青や紫といった色味が基調となっていて、上品な印象だった。

 

これで決定かな、と思っていたところ、母が異議を唱えた。「赤がいい」と。

 

赤とか、普通過ぎないかな? と思っていたのだけど、あまりに強く母が主張するので担当者さんにサンプル画像を見せてもらう。

 

因みにここまでの衣装合わせでは、ウェディングドレスも含めてすべて直に現物を見て手に取って選んでいたが、打掛だけはタブレットで見た画像で選び、そこから現物を出して来てもらう形式だった。

 

無料プラン内での赤い打掛は、現在お手入れ中で試着が出来ないことが判明。あらま、困ったね。

 

すると、画像に近いデザインの追加料金プランでなら出せるとのことで、一枚の打掛を出して来てくれた。

試しに合わせてみる。さすがワンランク上。豪華なのに派手過ぎない絶妙なデザイン。

私の好きな色である赤、黒、紫のすべてが入っている。

 

でも、追加料金が掛かるしな……、と思ったら、なんと本来の打掛が出せなかったのは式場側の都合なので、こちらは追加料金なしで提供いたしますとのこと。

 

はい、即決。

 

残るは虹夫さんのお父さんのモーニングだけではあるけれど、直前まで追加予約は出来るようなのでもうしばらく考える時間を置くことにした。

 

 

その後は解散する予定だったのだけど、丁度式場でイベントをしており、大人数が収容できる会場でビュッフェ形式の食事会をしているので参加しませんか、とプランナーさんから声を掛けて頂く。

長時間の衣装合わせに、みんなお疲れだしお腹ぺこぺこ。ありがたく参加させてもらった。

 

この日のイベント会場であるフォレストヴィラは、私たちの披露宴会場2階のスカイヴィラよりも広い。元々少人数で披露宴をするつもりだったので特に深く考えていなかったのだが、なんとその後、私たちの披露宴会場がフォレストヴィラに変更されることになる。

それはまた、後日公開。

 

虹夫さんのご家族と一緒に食事をすることにまだ緊張はあるけれど、いつまでもそんなことを言ってもいられない。何度もタンドリーチキンをお代わりしている嫁の姿がどう映ったのかは気掛かりではあるが……。

(セントクレアヒルズさま、ご馳走さまでした。とても美味しかったです)

 

 

この日の衣装合わせではっきりと決まったのは、カクテルドレスは着ないということ。

前撮りでも、本番でも着ない。

経費を抑えるためもあるけれど、虹夫さんの紋付袴姿に激しく惚れ直してしまった私。

本番ではカクテルドレスは着ず、タキシードとウェディングドレス&紋付袴と色打掛。前撮りも同様。

 

カクテルドレスは試着で満足した。それよりも、とにかく虹夫さんの紋付袴姿の方が大事!

 

私、どんだけ虹夫さんが好きなんだ。