妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

【連載】当たるも当たらぬも八卦よいよい⑥「アラフィフ婚の結論」

2章からなる「アラフィフ婚シリーズ」も、本日で一旦完結。今後はリアルタイムでの中年バカップルネタを公開していくことになる……かな?

今回ようやく第2章のタイトルの種明かしをします。どうにか伝われ!

 

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もう何年前だったかすら分からなくなる程かなり昔の話。

残っているメモから推察するに約20年前だと思われるのだけど、私は占いをしてもらったことがある。当時の私は転職を考えており、それについて良い時期や職種について質問したようだ。

 

その頃の私は事務の仕事をしており、今後も事務職を希望していた。だが占い師の女性は「あなたは事務は無理」と断言。話す仕事を強く推された。

まぁ、生年月日を見ただけで最初に発した言葉が「あなたの前世はラテン系の外国人」だったので、どこまで本気で聞けばよいのかは大いに疑問だけれど。

 

その占い師は更に、何かを始めるなら実りやすい時期というのも教えてくれた。そこから自然な流れで結婚に良い年も。内容は頭からはすっかり忘れ去ってしまっていたが、前述のようにその時のメモが残っていた。断捨離中に見つけたので、懐かしさから見返してみた。

そこには20代後半から還暦前までの年齢が羅列されていた。40歳までで該当する年齢に赤丸が付けられているあたり、それ以降まで独身であることはまったく想定していなかったのだろう。まさかアラフィフになる現在まで、レインボー氏に出会うまで、まったくご縁がないまま生きていくことになるとは。

 

事実、レインボー氏と「よろしくお願いします」をするまではそうなることなど微塵も思っていなかったのだから、当時の私は何も間違ってはいない。

 

改めてメモを見る。ノーマークだった人生後半での転機(結婚等)に良い年齢を確認してみると、まさに昨年と来年がそれに当たった。昨年、レインボー氏とお付き合いを始めた。そして、今は時間をかけてお互いの覚悟の時を待っている。

 

あぁ、そうか。来年なのか。

 

占いに流されるつもりはない。でも、きっかけが欲しい時には背中を押してもらえる強力な存在でもある。仮にこの占いに従って仕事を選んだり転職時期を決めて、それが失敗に終わったとしても決定したのは私自身だ。恨み言をいうつもりはない。

 

そもそも、開口一番前世はラテン系外国人だし。

 

 

因みにこの占い師から言われた天職について、もう少し書いておこうと思う。

 

事務職は向いていないというのは既に書いたが、では何が向いているかというと外資系(英語出来ない)、化粧品関係(エステティシャンになったが営業が出来ずに即廃業)、マスコミ・テレビ・雑誌関係(華やかなの苦手)、デザイン・芸術関係(偶にイラストを描くがムラがあると自覚済み)など。

とにかく「動く」ことと、「話す」というものが向いているのだと。どれもこれも、自分では適性があるとは思えない。

 

ただ、思い切って「書くことはどうですか?」と聞いた覚えがある。するとその占い師は「それもいいよ」と。マスコミ関係に該当するようなことを言っていたと思う。当時の私は小説を書きたいと思っていたのだけど、表現力が乏しすぎてその後挫折した。大丈夫だ。挫折を知らない人間などいない(と、自分を励ます)

 

 

この占いのメモを見つけたのは、書くことを諦めきれずにこのエッセイを書き始めてからだ。ここまで書けたのは、このメモに少しばかり後押しを受けたような気がしている。今はとてもセンシティブな精神状態で、占いにすがりたくなる時期なのかもしれない。ただ、このタイミングでメモが出てきたのにも何か意味があるような気がしてしまうのだ。オカルトは嫌いじゃない。

 

ただの願望だと言われてしまえばそれまでではあるけれど。

 

 

さて、ここまで書いておいてなんだが、「結論」と題しているけれど実は結果は出ていない。これは私の「決意」と言い換えた方が良かったかもしれない。私は来年、名前を変える。それに向けて一日も早く再就職をして、仕事を始めてからも決して汚部屋には戻らないと誓う。

 

まるで事務的な言い回しになっているが、愛情の有無を問われれば勿論ある。だがどこかで書いたが、アラフィフにもなって好きだのなんだのと勢いのままに結婚は出来ない。あれは若さの特権だ。

今更失敗を恐れているわけではないが、長く生きた分だけ知識が邪魔をする。目の前にある石橋を、これまでに得た知識と、彼との信頼と努力で、更に堅固に出来たら素敵だな、と思う。それはふたりで渡る橋なのだから。

 

まぁそれも願望ではあるのだけれど、でもきっと実現できると信じている。いや、実現するのだ。私と彼とで、周囲のお友達や家族に見守ってもらって、時には力を借りて。

 

その時はまた、こうして大好きな文章表現の場で気持ちを表したいと思っている。

 

【一旦完結】