妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

2021.10.12 闘病未遂

何年前だったかな~。某デパートで事務をやっていた時期だと思うので、もう10年以上前。
左胸に違和感を覚えて、心臓バクバクさせながら自宅近くの総合病院へ行きました。

事前に乳腺外科があること、乳腺外科を受診できる曜日がいつであるかを確認しましたが、なんと直接病院へ出向いてのことでした。
当時はガラケーで、いや、それでも病院のホームページくらい見られたと思うけど、そこまで頭が回らなかったんです。今ならスマホでホイホイ調べますけどね。

さて受診当日。まずは人生初のマンモグラフィです。
痛いとは聞いていましたが、もう本当に痛くて痛くて。先日の健康診断でも受けましたが、これは何度やっても慣れません。引っ張るのやめて。

続いてエコー。
そこで、医師が「ん?」私「(え?)」
せんせぇー!変な伏線張るのやめてぇーっ!

結果、右胸に影があるので後日細胞診しましょう、となりました。
・・・違和感あったの、左なんですが。

数日後、細胞を取る為に再び病院へ。
器具はピストルのおもちゃみたいな見た目で、太い針が付いています。針を胸に刺し、引金を引くとガチャンッ!と強い衝撃と共に細胞を採取することが出来るのです。

開始前に女医さんから、「研修医の男性が入りますのでご了承くださーい」と軽いノリ。
え、嫌だよ。
なんて言える空気ではなく、されるがままに男性研修医から大きな緑色のカバーを頭から被せられました。1ヶ所、患部を出す穴が開いています。
エコー画面を確認しながら、前述のように細胞を採取されます。ただでさえ針が太くて痛いのに、ガチャンッ!と反動がまた激しくて、3回やられましたがその度に内心ヒエェッ!て叫んでました。

その後、女医さんから「明日傷口を見せに来てください。私はいないけど、外科の男性の先生に引き継いでおきますので」と。また男性か。

翌日、言われるがままに外科へ。件の男性医師ですが、私が診察室に入るとクルリと振り向いたその眼!デカっ!目力強っ!
もうその無駄に強力な目力に圧倒され、傷口は問題なしとして帰された時には疲労困憊。
あの眼は怖いよ!なかなか他人に伝えるのは難しいけど、患者を安心させる為か口元笑ってるから余計に怖かった!
これを当時の同僚達に話したら、貴女が眼で圧倒されるって、どんだけの目力?と笑われました。

更に数日後、細胞診の結果が出ました。
結論から言いますと、癌ではありませんでした。乳腺炎でした。
それを聞いた時の安堵と脱力。もう、本当に良かった。ふざけた文章書いてたけど、本心は癌かもしれない、死ぬのかもしれない、と四六時中不安で押し潰されそうだったのです。

良かった。本当に良かった。

その後、今から4年程前には左胸に石灰化が見つかりましたが、放置してたらどうやら消えたようです(そんなことあるの?つか放置すんな)

因みに、今でも細胞診の際に針を刺された痕は残っています。

それと、この時の諸費用は心配してくれた姉が出してくれました。頭が上がらんです。

現在、やはり婦人科系の病気疑惑が浮上中ですが、こっちはね、死なないから。乳癌疑惑の時ほどの恐怖はありません。いや、怖くはあるけど、でも、大丈夫だから。

早く診断結果出ないかな?出来れば年内に治療も済ませたいな。