アラフィフ婚のすゝめ

アラフィフ婚夫婦の日常つれづれ日記

栄一と柴三郎、そして梅子

以前から虹夫さんの財布がかなり傷んでいることに気づいていた。

小銭入れから小銭が零れ落ちることも増えてきた。

 

よし、お付き合いを始めてからの2回目の記念日はお財布をプレゼントしよう!

 

そう決めたは良いけれど、虹夫さんは実は大変こだわりの強い人。単純に二つ折り財布であればなんでも良い訳では無く、中ベラというものが必須なのだという。

 

当初クリスマスにキーケースをプレゼントしたお店で購入をしようと思い立ったのだけど、そちらには中ベラありのデザインがない。残念。

 

ネットショップなどでも探したけれど、予算内に中ベラありがやはり無い。

 

因みに予算は栄一さんおひとりまで。お財布の予算としては少ないかもしれないが、今の私に出せるのはこれが精いっぱい。先月から頑張って節約してきました。

 

本音を言えばサプライズでプレゼントをして驚かせたかったのですが、これはもう店頭でしらみつぶしに探すしかありません。虹夫さんに、貴方の財布を買いたいのでお店に連れて行ってくださいと正直にお願いしました。

 

その頃には、財布は遂に革が剥がれてテープ糊で補強するという事態に。早く買いに行きましょう。

まだまだ暑い夏の空です

私はドンキやデパートで探そうと思っていましたが、虹夫さんは「そんなにいいものじゃなくていいよ」とショッピングモールを提案。そこでも遠慮を見せる虹夫さん。

 

子供のお小遣いでも買えるようなお財布を手にして「これでいい」というのを、「縫製が荒いから」と理由をつけて却下する私。

栄一さんレベルのお財布なんて恐れ多いとまでいう虹夫さんに、仕方なくこちらが折れて柴三郎さんが3人くらいのお財布を購入することになりました。

 

そのお財布は長年売り場にいたらしく、値段が何度も変わったのでしょう。値札シールが何重にも貼られていました。

あとあと虹夫さんがシールを剥がしたところ、以前は梅子さんもうひとり分も高かったことが判明。

 

小銭入れがボックスタイプなら文句なしではあったけれど、充分満足なお買い物でした。

 

これからそのお財布に、いっぱい栄一さんや梅子さん、柴三郎さんをお招きしましょうね。

私も頑張りますので。

 

新しいお財布さん、虹夫さんをよろしくお願いいたします。