妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

嘘であって欲しかった話

2023.04.01

彼と食事することになって、伸びてきた髪を念入りにセットしてバス停へ。

間もなくバスが来るという頃合い、突然頭部に軽い衝撃。

恐る恐る手でその部分にそっと触れ、指先を見つめました。

 

嗚呼神よ、嘘だと言ってください。そんな馬鹿なこと。

いくら今日がエイプリルフールとは言え、これは笑えない冗談です。

 

鳥さん、何故このタイミングでそんな意地悪をするんだい?

ほら、バスが来てしまったじゃないか。

 

本気で一旦帰ろうかと思ったけれど、彼を待たせるのは申し訳がない。ただでさえ田舎でバスの便も少ない週末。これを見送ったら次は1時間後になるでしょう。

 

意を決してバスに乗り込むと、幸い最後部の座席が空いています。急いで奥の席に着くなり、買ったばかりのウェットティッシュを取り出して高速で拭き拭き。

何度拭いても汚れが付いてきて、心は半泣き。見た目は不審者。

 

ようやくウェットティッシュに汚れが付いてこなくなるのに費やしたのは、10分くらいだったでしょうか。それでも安心できなくて、バスを降りるなりコンビニに駆け込んで汚れたウェットティッシュを捨てると手指をアルコール消毒。お手洗いでは鏡を入念に確認。

もう一度ウェットティッシュで髪を拭き拭きしてから、更に手指の消毒。

 

一応彼にはバスの中からLINEでこの悲劇を報せてはいたけれど、「俺なら心が折れて帰る」と言われてちと凹みました。

「そんなん付けて出掛ける気にならない」という趣旨のことを言われて、「こんなん付けてきてごめんなさい」と言い返してしまいました。大人げない。反省…。

 

その後は楽しく飲んで食べて、バスのあるうちにお開きとなりました。

帰り際に買ってもらったテイクアウトの餃子。帰ったらすぐに食べるように言われていたのに、帰宅して速攻でお風呂入って髪ガシガシ洗ったら疲れと酔いとで爆睡してしまいました。ごめんなさい。

餃子にはビールということで、缶ビールも奢ってもらったことも書き添えておきます。

 

大変災難な一日でした。頭に鳥の落としものなんて、漫画の世界です。精神的な衝撃はとても大きく、せっかくの髪のお手入れを台無しにした鳥さんには恨み節炸裂。恨みまぁ~す~。

 

バス停の上にたくさんの電線が架かっているので、それが原因でしょうね。バス停に屋根付けてくれないかな、なんてのは、我が儘かな?