妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

ポイント切換えのタイミング

2022.01.29

本日通院日。昼から街に出て、診察と調剤薬局へ。

お薬は睡眠導入剤を少し軽めに変更してもらいました。最近の朝の眠気の強さに対する処置ですが、単に肥満による無呼吸症候群の症状だったら薬の効果はないでしょう。

 

いつもの土曜日ならopaで角打ちbarがあるのですが、大分県は蔓延防止等重点措置(名称覚えきらん)が適用されたことで中止になってしまいました。お友達に会えると思っていていたのに、残念です。

 

さて帰りのバスの中で、母からLINEが届きました。そこにはイラストの通信講座を受ける気はあるか? という趣旨の文言が。

 

え…、無いです。イラストは完全に描かないとは言わないけれど、本腰入れてやろうとはもう思っていないです。それより今は文章を…て、返信しようと思ったら、実は既に母が某大手通信講座に資料請求をしていたことを告白。

資料の画像を送りたいけど、どうすれば良いのかと聞いてきたのでスクショ使って「LINEのこのマークをクリックして、撮った画像を選択して送信ボタンを押せばよい」と返信。

74歳、初めてLINEで画像を送るの巻。

 

通販大好きおばあちゃんになった母。向上心は旺盛なので、いろんな習いごとに手を出しては見事に習得してきた器用な人でもある。

それに対して私は通販に対して懐疑的。習い事も続かない中途半端な人間です。

 

もどかしいのかもしれませんね、そんな娘が。

 

それでなくても、昨年末の入院騒動で独り身である私の存在が更に益々心配になったのかもしれません。社交性のない私に、将来性のある技術を身に着けさせたいと思ったのでしょう。

甘いよ、お母ちゃん。イラストも文章も、何を仕事にするにしても個人事業主の社交性は何においても絶対に必要なのよ。それも高いものが。

それが私にはない(社交不安障害なんです)

 

それに何より、私はイラストはもう描いてないんだよという話を、つい最近したよね母ちゃん。なんで今になって私にイラストを描かせようとするのか。何故私がイラストを描くことに固執するのか。親の欲目でいまだに私に絵の才能があるとでも思っているのか。

子供の頃は偶にちょこちょこ賞も取ってたしね。

 

確かに少し前に母からもうイラストは描かないのかと聞かれた時、今はデジタルの時代だけど私にはそんなタブレットだなんだと揃える余力はないぜよと流しておいた。それをしっかり覚えていたのか、母はこうも言ってきた。

 

タブレット付いてるよ」

 

は?

送られてきた画像の小さな文字をよくよく読んでみると、その講座には教材と共にペンタブが付いてくると。

気前いいなオイ。

 

「でも、お高いんでしょう?」

という私の問いに、母は平然と答えた。

「出すよ」

 

はあぁぁぁっ?!

母ちゃん、あんたそこまでしてやらせたいの?なんで?

もう驚いて絶句。母の真意が分からない。

 

考えて考えて…、やってみることにしました。

描くことは、書くことと同じくらい好きだもの。独学で、見よう見まねでやっていたデジタルイラストを、基礎から学べる機会が向こうからやってきた。だったら、がっちり掴んでやろうじゃないの!

 

戸惑いはあるけれど、こうして『書く』ネタにもなったし一石二鳥。

一応、母と同居している兄には「おかんがこんなこと言い出して、こういうお金の使い方しようとしてるよ」と報告はしておいた。

 

今年は『書く』と『描く』に忙しくなるな。まさかこんな展開が待っていたとは。

 

実は今日、クリニックから調剤薬局へと歩いて移動している瞬間に、何かが終了しました。

よく分からない表現で申し訳ないのだけど、それまで凝り固まっていた何かが一気に氷解したような感覚です。例の激太りした原因である『失恋太り』のわだかまりがスッと消えたような感じがしたのです。

そんな時、丁度私が鬱病を発症した職場が視界に入りました。今も営業している筈なのに、まるで廃ビルのような雰囲気に思わず失笑。ざまぁ、て気持ちになったのです。

 

唐突に訪れた、私の中で何かが切り換った瞬間でした。

吐き出して、笑い飛ばして、スッキリした後には新しい風が吹いてくる。そのタイミングで舞い込んできた通信講座の話。

どう転ぶかは分からないけれど、意欲的な気持ちでやってみよう! と踏み出せそうです。

 

今日はちょっと長くなっちゃった。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。