妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

負けず嫌いな平和主義

2022.01.23

とっても平和主義です。争うことも、争いを見ることも聞くことも大嫌いです。

 

競い合うことも嫌いです。戦うということが、そもそも受け付けないのです。

 

でも、どうしても避けられない状況に置かれたら、俄然闘志が湧いてきます。相手を打ち負かすことに執念を燃やします。

 

矛盾しとるやんけ。

 

兄弟が多かったので、どうしても比較されることも必然的に多い子供時代でした。優秀な姉と比較され、要領のいい妹と比較され、まず褒められることはありませんでした。寂しかったです。

 

だからでしょうね。比較=競争=勝敗と、決着をつけることが大嫌いになったのです。

 

それでも試されたり頼まれたり、期待されてしまったりすると、幼少期の悔しさが甦るのか奮起してしまってひとりでヒートアップするのです。

 

高校時代の弁論大会とかもそうです。誰も出場したがらないから頼むわ、なんて担任に言われて、仕方なく原稿を書きました。私の通う高校は珍しく詩吟の授業があって、『起承転結』に自然に馴染みがありました。

そこでその起承転結に重点を置いて構成し、リハーサルに参加。うちの担任はそれまで毎年リハーサル後に、生徒の作品の添削をしていたらしくて一度原稿を預けるように言われましたが、その後「添削するところ無いわ。そのまま行け」と一切赤のない原稿が戻ってきたのです。

 

日本語にうるさい担任に認められた! と内心興奮したのを覚えています。

 

昨年の新酒祭りでの法被デザインもそうですね。

趣味で絵を描くというだけで、『きき焼酎世界選手権』の優勝者に贈る法被のデザインを一方的に任された時、途方に暮れました。散々「無理ーっ!」と喚いても聞き入れてもらえず、自由に描いていいとか、文句言いませんとか言っといて、いざ提出してみると注文という駄目だしがくるとか、いかにもな『あるある』を喰らい、フンガーっ! とヤケになって描いたものが採用されました。

製作会社の方にも褒めていただいたらしいです(私、描いただけ)

 

百人一首かるたとかオセロとかで負けると、表向きは全力笑顔で勝者を褒め讃えますが、内心では熱いものが沸々としております。たかがゲームなのにな。

 

面倒臭い性格ですねぇ。負けず嫌いな部分を上手く活かせば、生活や生き方を向上させることも出来たかもしれないけれど、根本はものぐさな平和主義なのでたぶん無理というか無駄ですね。

重度の鬱病になった原因のひとつが、当時の職場での新規会員獲得をグラフにして競わされたことですから。

 

ブラックな職場で、同僚はみんなやる気なし。周りの成績が上がらないから、私の数字だけ自然と突出してしまって、上司からは「お前が引っ張ってくれ」とか無責任なプレッシャーを押し付けられるし。これが一番ヤバかった。

後で知ることですが私は社交不安障害で、接客業なんて不適合な職種だったのです。職選び間違えた。人生最大の汚点。

 

頑張りが過ぎて、周りとも歯車は噛み合わないし苛々は募るしで「ボーッン!」ですよ。

 

数年の療養期間を経て、社会復帰してからは極力他者との比較や競争になりそうな環境は避けています。人との関わり方も意識しています。

味気ないと言われそうですが、今とても平和で穏やかです。

スリルは口座残高の数字だけで充分です。今月も早くもヤバい!

 

今日も起承転結を意識して書きました。まだまだ未熟ですが、読んでいただいてありがとうございました。