妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

映画『IT THE END』観てきた

話題のホラー映画『IT』を観てきました。

以前から興味はありましたが、やはり今年のハロウィンで多くの方がペニーワイズのコスプレをしていたことの影響が大きいと思います。それを後押しするように、友人が「観てきたよー」と感想を伝えてくれたのです。もう気になって気になって!

友人から「前作を観ておくか、あらすじを読んでおいたほうが良い」とのアドバイスを受けて、事前にあらすじを確認しておいて良かったです。それをしていなかったら物語が全く掴めずにチンプンカンプンで劇場を後にしていたことでしょう。

つまり、前作はおろか原作も読んでいないで観に行ったんですよ、最終章を。

 

…あれ?これ最終章って認識でいいのよね?…まぁいいや。

 

この作品に出てくる『それ(IT)』ことペニーワイズは、恐怖を煽りに煽ったうえで対象(基本的には子供)を捕食する魔物です。主にピエロの姿で現れるので、そのビジュアルばかりが目立って「ピエロ恐怖症になった」なんて方の話も聞きます。友人もそうです。

が、私は寧ろ、ピエロが愛おしく思えてきました。ペニーワイズ、可愛いですよ。

特に農夫の像の肩に腰掛けて話しかけてくる姿。そしてラストの衝撃的な姿なんて、抱っこしてあげたいくらいでした。食われるのは嫌ですけど。

おそらくホラー漫画を読みまくっていた時期があるので、グロ描写には耐性がついているのでしょう。案外全編通して平気でした。

あ、一ヶ所だけ目を背けたところがあります。掌の傷…。あれは痛い。リアルに想像できてしまう類のグロはちょっと無理かも。

 

ピエロ恐怖症の原因に、お祭り会場に登場するアトラクションがあると思います。入口がそもそもピエロの口。中に入れば乱立するピエロの人形たち。色彩や陽気な音楽も相まって、その反比例で恐怖が増大するのかもしれません。

でも、私がその場面で思い浮かべたのはディズニーアニメの『ダンボ』でした。その中でも、「真っ赤な象」を。

ピエロのダンボが見た夢に登場する、不気味に笑う真っ赤な象たち。私はあのキテレツっぷりがツボにはまって大好きなんですが、その記憶があってペニーワイズが可愛く見えたのかな?と思っています。

 

怖いという感想ばかり聞く中で、「いや、可愛いじゃないか」と感じてしまう私は少し変かもしれないけれど、原因らしきものが分かれば納得(たとえ自分だけでも)。

今度ペニーワイズの絵でも描いてみようかな。