妙春堂の日常ーアラフィフ婚のすゝめー

アラフィフ婚にむけての日常つれづれ日記

濃密な一日

前の記事のラストにあるように、令和元年十月一日は大変濃密にギユュュ~ウっ!と色々詰まった凄い1日になりました。

 

まず、最初から映画を観に行くのは決めていたので、少し早めに通院の為にクリニックへ。待っている間、物凄く汗が吹き出してきて、果たしてこれは湿度が原因なのか年齢からくる体の変化か?と不安にかられる。

しかもクリニックも、その後の調剤薬局も結構待たされてしまい、駅ビルの映画館に入る時間がギリギリに。不安にかられながらモギリのお姉さんに「まだ入場出来ますか?」と尋ねると、素敵な笑顔で「はい、大丈夫ですよ」と。

 

こんな時のスタッフさんの笑顔に弱いおばちゃんは、心から安らぎました。ありがとうございます。

 

映画は既に予告編が始まっていましたが、余裕で座席まで行けました。

内容については2つ前の記事参照です。

( https://myoshundou.hatenablog.com/entry/2019/10/03/022849

 

映画を大満喫して駅ビルを出ると、次は祝祭の広場へ。人生初のカリカチュアアーティストさん似顔絵を描いて頂くためです。それについては3つ前の記事を…。

( https://myoshundou.hatenablog.com/entry/2019/10/02/053534 

 

それから再び駅ビルへ。駅前で行われていた地酒夜会のためです。これは、1つ前の…。

( https://myoshundou.hatenablog.com/entry/2019/10/03/022849 

 

駅前から離れたのは18時を過ぎていたのですが、そこからです。再度祝祭の広場に寄ってみました。既に疲れていたのに惹きつけられるくらい、お祭りの雰囲気が盛り上がっていたのです。私、普段は筋金入りの引きこもりですが、お祭りは大好きでお囃子が聞こえようものなら体がウズウズします。小さいながらも神社の近くで育ったからでしょうか。

 

さて、ここから怒涛の追い込みが始まります。

外国人で溢れるイベント会場(ラグビーワールドカップの試合がある日はパブリックビューイングが行われる)で、知人にうっかり言っちゃったんです。

海外からのお客様に、英語で日本酒の紹介出来たらいいな、と思って勉強していたけど、全然間に合わなかったです、と。

 

はい!スパルタ式英語学習がその瞬間からスタートしました。

知人は少し前に自身が話をしていたイギリスから来たという男性の前に私を連れて行き、「はい、英語の勉強や!」と。

イヤァァァァーっ!待って!間に合わなかったって言ったじゃないですか!

 

実はこの前にも1組のご夫婦に声を掛けたものの、私が赤ちゃんにしか目がいかず、あやす方向に行ってしまったので撤収した経緯があります。

今度は一対一。逃げられねぇ~。知人さんもいなくなるし。

 

取り敢えずは自己紹介(名前を伝えるだけ)。

本当は英語の自主学習していたノートを持って出掛けるつもりだったのに、うっかり自宅に忘れていたのです。それさえあれば、ある程度は指さしで会話が出来たかもしれません。手許にあるのは、くだんのノートから抜粋した言葉を走り書きした手帳だけ。

 

苦し紛れにその手帳を出して、「アイ スタディ イングリッシュ マイセルフ。アイ スピーク イングリッシュ ア リトル」で逃げたかったのですが失敗。

更に「英語は自信がありません」という意味の言葉も読み上げてみましたが、さすが英国紳士です。そんなことないよ、大丈夫という素振りで「perfect!」と。いい人だ。

 

結局約1時間もお付き合いしました。何してんの、私。

相手の言葉はほぼ全て分からなくて、祭囃子のパフォーマンスが始まった時に「シュライン カーニバル ソング イズ オハヤシ」とか話した程度。ソングじゃねーよ、せめてミュージックって言えなかったのか私。本当に情けなくて恥ずかしい。

 

ひとつ成果があったとしたら、手帳を指さしに使った際、かの人が【私の英語は独学です】の日本語を英語と併記している箇所を指して「これは日本語で書いているの?なんて読むの?」て意味のことを聞かれたこと。

ゆっくりと読み上げてみたところ、その【英語】の部分を【日本語】に置き換えて自身も覚えたいらしいことを申し出てきました。早速「わたしの にほんごは どくがく です」と声に出して聞かせたのだけど、絶対これ難しいぞ。

そこで手帳の余白にローマ字で書いてみせ、かの人はそれを自身のスマホに打ち込んだのです。

 

私、ひとりの英国紳士に日本語教えたよー!(よく分からない感動)

 

紳士は他にもお囃子の太鼓を叩いてみたり、でもすぐに戻ってくるシャイな部分もみせつつ、私がアラフォーだと知ると「そうか、二十代だね」という意味のことを言うなどの気遣いもみせてくれました。おぉ、紳士…(くどい?)

因みにかの人は私より10才近く年下でした(笑)

 

最後に、ウェールズ戦(?)のパブリックビューイングでまた会いましょう、となって別れましたが、次あんのかい!その時またこの日レベルのグダグダ英語だと超恥ずかしいやんかぁぁぁ~!!!

 

…帰ったら速攻で復習しよう。

 

そう心に決めて、無事に帰宅。もう色々あったし、あくまでも湿度が高い(と自分に言い聞かせてみた)ので汗だく。勢いよく服を脱いだ瞬間に左肩に何かが触れました。

「あぁぁぁぁーっイヤリング外れたぁーっ!」

慌てて左耳に触れる。やはりイヤリングはない。右は?こっちもない!ふぁぁぁっ!

直後に左のは見つかったものの、どんなに探しても右のがない。狭いアパートで、他に探す場所などないくらい探した。室内に落ちていることは確実だと思ってはいるけど、もし外で落としたのなら絶望的だ。 

前日に買ったばかり。脱衣時には気を付けようと心掛けをしたつもりだったのに…。

私のアホぅ(マジへこみ)

 

気を取り直してお風呂入ったり英語のノートに更に必要になりそうな言葉を書き出してみたりしたけど、やっぱりイヤリングのことが気がかり。

 

憧れの似顔絵師ラクガキヤのマコさんが、Facebookにしか動画を公開しなかったことを知って、Facebook包囲網に屈してアカウントを作ったりする現実逃避。

登録した途端にデパート勤務時代のお友達を発見して速攻で登録するなどしたものの、やはり頭の中はイヤリングでいっぱい。…もう寝ちゃおう。

 

とは言え、4時頃には目が覚めてしまう。二度寝出来そうになくて、改めて英語の勉強するか、と前日に活躍した手帳を取り出そうとバッグのファスナーを開き、手帳を手にした瞬間…え?なんでそこに、シルバーの輝きが?

 

なんでぇぇぇーっ?なんでそこにいるの?最後にこのバッグのファスナーを開け閉めしたの、バスを降りた後に寄ったスーパーのレジだよ?その段階では既に耳から外れてバッグの中に入り込んでたの?どのくらいの確率よ!?もはや奇跡やん!室内ですらなかったんかい!

 

などと、朝から驚き過ぎて無表情のまま九州と近畿のハーフでもはや何弁か分からない言葉でパニック起こしてしまいました。

見つかって良かったですけど。

これで英語に集中出来ますけど。

取り敢えず、英国紳士に会う予定の日にイヤリングはしていかないことにしました。ラグビー観戦ですからね。盛り上がって騒いでる中で落としちゃったら絶対に見つからないよ。

 

そんな、濃密で怒涛の秋の始まりでございました。