披露宴の終わり、シェパードの「Home Town」で退場。
マットキャブの「LOVE STORY」でエンドロール上映。
そしてゲストのお見送りである。
おひとりお一人に自家製紅茶屋やまどりさんの紅茶を手渡しでプレゼント。やまどりさんはこの日のゲストのおひとりでもある。
さすがに生産者本人にその紅茶を渡すのはどうかということで、彼女には別のプレゼントを用意した。
だいぶゲストが去ってから、はたと気が付く。
タクシーチケット、いつ渡すんでしたっけ? (大間抜け)
隣で一緒にお見送りをしてくれていた兄に声を掛けたら慌ててチケット持って出口に走って行った。いや、本当に申し訳ない。
殆どのゲストは式場で手配したバスを利用していたので、あまり必要はなかったけれどそういうものでもないからね。
その際私も居ても立っても居られず思わずバス乗り場の辺りまで色打掛姿で走り回ってしまい、スタッフさんから慌てて呼び戻されたりした。その様子を見ていた号泣していた友人から「嫁ー!」と叫ばれたのはちょっと、いや、かなり面白かった。
虹夫さん、こんな落ち着きのない嫁で本当にいいですか? 今更ですか、そうですか。
改めてロビーに戻り、プランナーさんをはじめとした式場スタッフの皆さまからご挨拶を頂く。
感謝と祝福を言葉を頂き、こちらこそそれ全部お返ししたい気持ちである。
プランナーのTさんはこのブログも読んでくださり、本当にありがたい限りである。式が終わった後も読んでくださっているかな? 勢いで書いてるから読みにくい部分もあったと思う。そこはすみませんでした。
その後、着替えを済ませ持ち込みした荷物は後日回収することを確認。
支払い金額と支払いの方法や期日を確認し、私と虹夫さんはそれぞれの予定に向けて別行動をなった。
私は家族と宿泊するので、一度チェックインのためホテルへ。
その後、家族との二次会と喜寿祝いのために貸し切りのBarへ向かう。
虹夫さんはこの日来てくれていたお友達との二次会に、お馴染みの居酒屋へ。
私もBarへ行く前に少しそちらへ顔を出したのだけど、そこでこれでもかと花嫁の手紙を絶賛頂けた。あれだけ書けるのは凄い、お墓の話が良かった等。
お墓の話でこれだけ笑いが取れたのも、アラフィフという世代ならではと言えるだろう。
自分の素直な気持ちを率直に書いただけではあるけれど、これだけ褒めてもらえると調子に乗ってしまう。うむ、自重自重。
お店の大将からもお祝いを頂き、お礼を言ってBarへ移動。
本来この日Barはお休みだったのに、特別に開けてもらえて本当に感謝の言葉に尽きる。
そこでも大絶賛の手紙。
姪たちからは、自分たちのことが出てくるとは思わなくて嬉しかった、とも言ってもらえた。ここまでくるとむず痒いな。
そんなにも絶賛されるのに、何故私は書く仕事に就くことが出来ないままなのだろう。
ちょっと拗ねてしまったりもするが、今は素直に褒め言葉に喜んでいよう。
喜寿祝いに母に枕をプレゼント。無呼吸症候群なので、少しでもこの枕で改善出来ると良いと思う。
数時間後、今度は虹夫さんが顔を出してくれた。その直後に甥や姪達は疲れが出ていたので早めに切り上げたが、そこからも叔父や兄と大盛り上がり。
特に招待が直前になってしまった叔父には謝罪して、改めて礼を言った。
その叔父だが、スキンヘッドでちょっぴり強面。だけどとても気さくで歯に衣着せぬコテコテの関西弁なので、披露宴の中で妙に人気が高ったらしい。いろんな方と挨拶をしたようだが、皆さん印象深く残ったようだ。
叔父からも「俺は昔からお前の文才はよお分かっとった」と言われたが、大分と大阪で離れて住んでたのに、読んだことないでしょうが。調子のいいことを言う人であるが、そこがこの人の魅力だ。
翌日、別れる前に妹に言われたのが「以前より声が高くなってない?」というもの。
そうだろうか? と首を傾げるも、叔父の奥様から「幸せになると声が高くなるのよ」との説を教えてもらいビックリ。
今の私は、妹の知る昔の私より幸せらしい。虹夫さんのおかげであろう。ありがたいことである。
それから更に数日は、虹夫さんのご家族と親睦を深めてお酒も深くなってしまったり、SNSを通じていろんな方にお礼をしたり、式場への支払いを済ませたりと大忙し。
現在はその疲れが限界を迎えたのか、ちょっとばかり寝込んでいる。
まだまだ名前の変更手続きや引っ越し、転居届などやることは盛りだくさんだが、このブログは一区切りである。
遂に連載シリーズ「アラフィフ婚への道」も今回で最終回。
22回か。長かったな。約半年足らずか。
これ以降は熟年の新婚夫婦の日常を、出来ればイラストを交えて投稿していければ良いなと思っている。描く速度はかなり遅いので、投稿のペースも遅くなるとは思うが、楽しんで続けたい。
長丁場、お付き合いくださりありがとうございました。
また読みにお越し頂けると嬉しいです。