アラフィフ婚のすゝめ

アラフィフ婚夫婦の日常つれづれ日記

【連載】アラフィフ婚への道15「直前にまで控えて」

何かの流れで、影木栄貴先生の著書『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』を知る。

 

影木先生と言えば歌手のDAIGOさんの姉でBL漫画の作家さんだということは知っていた。

申し訳ないことに作品は読んだことはないのだけど。

 

と言うのも、塩沢兼人氏が亡くなって以降24年、私は新作のアニメや漫画からはすっかり縁遠くなってしまった。BLが当時「やおい」と言われていたのも、今はもうずっと遠い昔の話。

 

けれど、テーマが熟年の域に達しての結婚ならば話は別。

私自身が長く『アラフィフ婚』をテーマにこうしてブログを書いている。

 

これは是非いろんな意味で勉強をさせて頂きたいと、早速書店の在庫検索をかける。今年の2月頃に発売されたばかりなので、さいわいまだ在庫はあるようだ。

『ライトエッセイ』という聞きなれないジャンルに分類にされているのが気になったが、『ロードス島戦記』だって当時ライトノベルなんて言われてなかったしな。

 

まさか、『吸血鬼ハンターD』や『アルスラーン戦記』も今でいうライトノベルなのだろうか。

なんか気になるけど、それはまぁいつか調べよう。

 

さて、早速お目当ての書籍を購入。

読み始めて納得。これは確かに読みやすく「ライト」という表現がぴったりだ。

 

この数年特に読書から遠ざかっていた私は、漫画ですら読むのが億劫になって積読が増えた。大好きな永久保貴一先生の漫画も、北大路公子先生のエッセイも後回し後回し。

もうね、活字を追うのがキツイ。疲れる。

 

まだ40代半ばだというのに。これで還暦になる頃には私は何を趣味に生きているんだか。

 

それが影木先生のライトエッセイはとても軽快な文体に構成、楽しくさくさくページをめくる手が進む。語弊を生むようで嫌だが、確かに重厚な文学作品ではない。

だが、自身の気持ちを軽やかに明るくざっくばらんに公開するのに、こんなに適した表現方法は無いだろう。

 

普段は漫画を描いておられる訳だが、こうして文章だけでも自己表現が出来るなんて、なんて多才な方だろう。羨ましい。

 

 

考えてみれば私も幼少期、性についてはかなりの強迫観念を抱いていた。

テレビや雑誌のこうしたものは見ちゃいけません! に、私は正直に従った。私はそういった世界に関わってはいけないのだと思っていた。素直だったのだ。

 

影木先生と異なるのは、「性」は私とは無縁の世界だと思って興味も持たなかった点だろう。

 

それもすべて虹夫さんに出会って世界が180度変わってしまったわけなのだけど。

 

 

そんな虹夫さんとの結婚式をいよいよ明日に控え、今日はウェルカムスペースの飾りつけを確認してきた。

昨日は最終フィッティングやドレスを着ての歩き方(ウェディングステップ)の練習をしてきた。ドレスの裾踏みまくりで、不安しかない。

 

そして、その日の午後、市の支所の時間外受付で婚姻届を提出してきた。

 

実にあっさりと書いているが、ここまではそれなりに長かった。

書き損じがあってはならないと、何日もかけて複数枚の婚姻届を集めた日々。

念の為にゼクシィの付録である婚姻届もストックした。

 

いつもお世話になっているダイニングバーのオーナーとバイトさんに保証人になってもらい、その複数枚すべてに署名をしてもらった。

これはなかなか迷惑だったのではないかと後から思ったが、どこかのサイトに書いていたのだ。提出時に不備が見つかったらすぐに新たに書き直せるように、保証人のサインはあらかじめ何枚か書いておいてもらうとよいでしょう、と。

 

そして先日の、いつ提出するか問題。

提出日を結婚記念日にしたい私と、時間外でも出したその日が入籍日だろうという虹夫さんで一悶着した、あれ。

 

結局、提出日よりも一緒に提出したいというお互いの気持ちを擦り合わせて、その結果が昨日の提出となったのだった。

 

 

一夜明け、虹夫さんと同じ姓になった私。

行政や金融関係の改正手続きはもう暫く先だけれど、明日市役所が開庁して処理が済めば、改めて私はそれまでの戸籍を離れる。

 

出来るなら早く金融機関行脚を含めて手続きを終えてしまいたいのだけど、虹夫さんは「お盆で良くね?」と。

確かにまとまった休みではあるけど、こういうのって1週間程度の間に完了させておくべきなんじゃないかな?

 

こういう煩わしさを考えると、やはり選択的夫婦別姓の法案は早々に通すべきだと思う。

 

実は先程親しくさせて頂いてる酒造会社の社長さんからお花が届いた。

私の鬱病が本当にピークで苦しんでいた頃に出会った方で、その突き抜けた明るさと前向きさに強く励まされた。

朝ドラの主人公に取り上げてほしいくらいだと秘かに憧れているその社長からの思いがけないプレゼントに、感激して打ち震える。

 

受け取りのサインをするときに、勢いで旧姓で書き殴って一瞬焦ったけれど、旧姓あてに届いたのだからいいのか、と思い直した。

当分、こういった失敗はしてしまうだろう。こればかりは慣れだ。

 

ところで、結婚記念日は挙式日と入籍日、自由に選んで良いらしい。

つまり、明日は私たちの結婚記念日だ。

 

【連載】アラフィフ婚への道14「ちょっと自慢したいんだ」

仕事の移動中、社長からご自身の結婚の際に打ち合わせで奥様と喧嘩になったという話を聞いた。

そして、その結婚は長くは続かなかったらしい。

 

これは以前にもこのブログでも少し触れたけれど、よく聞くエピドートだ。

結婚式の準備中に不協和音が生じて、そこからこじれて結婚生活が長く続かなかった、なんて話。

 

離婚したカップルの中でも比較的多いと感じる原因のひとつだが、翻って私と虹夫さんはというと、全然そんなことが無い。

 

虹夫さんは殆どの私の希望は叶えてくれるし、たまに暴走にして無茶を言っても理路整然を嗜めてくれて、私も素直に聞き入れることが出来る。

 

準備段階での亀裂など、この先の長い人生を共に歩むことを考えたら私はもうその時点で「やめて正解」だと感じてしまう。違和感は、大抵は間違っていないものだ。

 

 

そんな私と虹夫さんはお友達からも職場の同僚からも『仲の良いカップル』と認識して頂いているが、今日はちょっとだけ、そうとは言えない状況になった。

 

それは、入籍の日をいつにするか問題。

 

私は結婚式の日に婚姻届を提出して、その日を結婚記念日にしたかった。

 

けれど、その日は週明け。

夕方の挙式のためには昼には会場入りしなければいけない。午前中に届け出を出したいところだが、この時点で私たちはまだ別居状態。一緒に市役所へ届けを出すには時間がない。

 

「通勤ラッシュの中を市役所にとか行かれん。勘弁して」と虹夫さん。

 

そこで私の考えとしては、週末の間に時間外提出をするというもの。

そうすれば、開庁時間の週明けに受理されて結婚記念日になるのではないか、と。

 

だが、虹夫さんは異を唱える。私にはそれが理解できない。

暫く同じような問答が続いた後、虹夫さんが言った。

 

「じゃあ元日に婚姻届出した人は?」と。

 

あれ? そういえば、今年の元日にお友達が入籍したよな。

時間外しか受け付けていないのに、その日が入籍日になるの?

 

飲み込みの悪い私は混乱し、ここでようやく違和感を覚えてスマホをポチポチ。

 

そこで分かったのは、時間外提出はその時点ではあくまでも受付どまりだけれど、届け出の内容に不備がなければ提出した日に受理した扱いになるのだそう。

 

て、ことは、私の希望の日より以前に時間外提出をして、記入内容に不備がなければ提出した日が入籍日になるということ。

え、私の希望する日ではなくなるの?

 

「だから、ずっとそれ言ってるんだけど」

 

と虹夫さんに言われて激しくショボーン。落ち込んでしまった。

 

自分の思惑が外れていたことも、虹夫さんの話を理解出来ていなかった自分にも嫌気がさした。

 

 

どうしても挙式日に届け出を出したいのであれば、事前に準備した婚姻届を私か虹夫さん、どちらかが近所の市役所の支所に提出すればよい。幸いにもお互い近所にそれぞれの地域の支所がある。

 

だが、婚姻届は一緒に出したい。

そこはお互いに意思が一致している。

 

ひとりで出したい日に出しに行くか、希望していた日ではなくてもふたりで一緒に提出しに行くか。

 

決まってるじゃないか。一緒に行くんだよ。

 

挙式日は私の我が儘を押し通した。

だったら、入籍日は虹夫さんの言葉に従おう。

 

これからの人生を一緒に歩むスタートで、食い違いは起こしたくない。

 

私と虹夫さんはもうアラフィフなので、お若いカップルに比べるとこの先一緒に居られる時間が長

いとは言い難い。末永くなどないのだ。

 

だからこそ、限られた残りの時間を一緒に穏やかに過ごしていきたいと考えている。

喧嘩なんてしている時間が勿体ない。

 

こんな心の境地で結婚が出来ること、本当にアラフィフ婚って悪くないぞ。

 

そこは自慢してもいいかな、と思っている。

 

【連載】アラフィフ婚への道13「マリッジブルーではないけれど…」

連載ブログ通算30回目。

 

結婚式のBGMYouTubeでリスト化して流し、気持ちを高めている毎日。

 

最近憂鬱な気持ちになる瞬間が多い。

アラフィフでもマリッジブルーになるのか。

 

て、ちゃうわ。

単純に、部屋が片付かない。

 

虹夫さんは元々「野郎にしては綺麗な部屋だと思う」と自認しているくらい、性格もお部屋もこざっぱりしているらしい(見たことない)

 

それに対して私の部屋は1年前までは汚部屋で、現在も決して綺麗とは言えない。物は明らかに多い。

 

現在のアパートより新居はずっと広くなるとは言え、それは虹夫さんとの共同生活の場所。

私の持ち物ばかりで埋め尽くす訳にはいかない。

 

そこで再びBOOKOFFへ大量の本を持ち込むことにした。

前回200冊を越える本を手放しているので、虹夫さんは「もう本は売らなくて良い」と言ってはくれているが、私が処分をしようと決めた。今度は150冊ほど。

 

そのうち値段が付いたのは約100冊。買い取ってもらえなかった本の大半は20年以上前に、塩沢兼人氏が出演していたゲームや映画作品の原作本。古すぎるということか。

 

兼人さんの声と演技は私の脳裏に焼き付いている。どんな作品のどんなキャラクターでも、脳内で兼人さんの声に変換できるのが私の特技だ。

虹夫さんには『特殊能力』とドン引きされてしまったが、推しが声優の方なら大抵が持ち合わせている能力だと私は思っている。

 

だから、もう原作は手放しても構わない。この24年もの間、固執してしまっていたけれど、これも良い機会だ。

手許には無くても、私の中に塩沢兼人という俳優は永遠に生き続けているのだから。

 

で、そんな大切な蔵書に値段が付かなかったのは大変残念ではあったが、最終的にそれなりの買取価格になって、最近金欠で事あるごとに助けてもらっていた虹夫さんにガリガリ君を奢ってお返ししたりした。

 

 

実は新生活では財布は共同にしようということを決めたのだけれど、それ意外にも共同になることが幾つかある。

 

生活が共同なのは勿論だが、現在私たちは仕事も同じである。

 

業務内容は異なるが、所属は同じ事業所。

職場結婚はよく聞くけれど、結婚を決めてから同じ職場になるのは珍しいのではないだろうか。

 

昨年の暮れ近くに、結婚が視野に入っているのに無職(失業給付受けつつ)なのが耐えられず再就職したが、春には派遣契約を切られてしまった。

途方に暮れていたが、虹夫さんは元から私を自らの勤務先に入所させる気でいたらしい。

珍しい人だな。

 

そんな流れで、この夏から私は虹夫さんと同じ職場に所属して日々様々な業務にあたっている。

虹夫さんはそこの管理者という立場なので、ずっとずっと上の存在。時折手厳しい指導を受けることはあるけれど、これまでの信頼があるので素直に受け入れることが出来る。

 

一番私が助かっているのは、私の持病を最も理解してくれている人が上司であること。

社会で働くうえで、こんなに頼もしいことはそうそう無いだろう。

 

来月から新居から一緒に通勤することになる。

現在は週に2回の虹夫さんにもお弁当を作る日も、今後は毎日だ。

日々の料理もスーパーの惣菜頼みという訳にもいかない。

 

プレッシャーはかなりのものだ。

 

虹夫さんのことだから、無理のない程度に頑張れと応援してくれるだろう。

だが綺麗好きな虹夫さんが日々快適に過ごしてもらえるように、汚部屋の素養は何がなんでも封印して継続的に住まいを清潔にする努力も必要だ。

 

現在の職場では、清掃の仕事も多く受けている。

言うまでもなく私の苦手分野ではあるが、良い機会だ。

掃除のコツをそこで習得出来れば、虹夫さんとの居住空間を整えることも出来るかもしれない。

 

 

いや、新居の清潔はそこからでも良いかもしれないが、現在のアパートの退去までの清掃は待ったなしだぞ私。

大量の過去に描いたスケッチブックの束、描きたいものがあって買い込んでいた画材や紙、昔手当たり次第に挑戦したハンドメイドの材料、ガシャポンの戦利品、珍しい酒瓶etc.

 

さて、どうしたものかな。

虹夫さんなら容赦なく捨ててくれるのだけど、私にも思い入れはあるし、兼人さん出演作の原作を手放したのと同じように、きちんと気持ちの整理もつけたいし。

 

タイムリミットは残り僅かだ。ごみはいつでもなんでも捨てて良いわけではないから収集カレンダーに間に合うように捨てなければいけない。

 

あぁ、憂鬱……。

 

【連載】アラフィフ婚への道12「ドラマは怒涛の展開へ」

結婚式まで3週間を切ったその日、新たな事件は起こった。

 

『速報! 母、入院』

 

兄よ、緊急性と緊迫感を伴う連絡の割には緊張感がないぞ、そのLINEは。

まぁ、いますぐに命がどうこうということは無いとは読み取れるが、とにかく詳細を知りたい。

 

元々持病があるとは言え、この時期に入院とは熱中症も併発したのか?

結婚式には出席出来るのか?

え? 面会は週明けまで不可?

 

兄の方もバタバタしているとかで、なかなかこちらの知りたい情報が発信されないまま数分後、今度は結婚式場のプランナーさんからメールが入る。

 

『互助会の会員証の提示を2週間前までにとお願いしていましたが、ご準備は出来ていますでしょうか』

 

え? そうでしたっけ。嫌だ、忘れてた。

 

て言うか、会員証は実家だし、管理しているのは母だし、その母は入院して面会謝絶だし。

 

会員証の提示が出来ないと、互助会のプランが利用出来ないし。

 

割引が適用されず、費用が一気に跳ね上がるわけで……。

 

えぇぇ~、いやだぁぁぁ~、なんなのこの展開。

 

職場で無言で頭を抱える私。

 

 

私の住まいが1年前までは汚部屋だったことは、このブログで散々書いた。

 

そして、その血統は母から受け継いでいる。

 

母の部屋は、所謂『魔窟』

家族の誰も、挑もうとはしない。

 

母本人のいない魔窟の中から、どんな形式の物かも分からない会員証を探し出すなんて可能なのだろうか。

頭を抱えている場合では無いと思い直し、兄に追撃のLINEを送る。

 

「互助会の会員証なんて知らないよね」

 

「知りません。あの部屋は私には無理です」

 

ですよね。

 

これはもう、私自身が乗り込むしかない。他の誰でもない、私の結婚式なのだから。

 

幸い母とはLINEのやり取りが出来ており、ドクターからも私の結婚式には「出させます」と言っていただいた。

部屋のどのあたりに会員証があるかを聞きだし、兄にも事前に突撃することを伝えたうえで、意を決して、虹夫さんとも相談して仕事帰りに実家へ向かった。

 

当日、兄は仕事で不在だったが義姉には話が通っており、私は挨拶もそこそこに急いで母の部屋へ向かった。

 

見るなり腰が砕けそうな凄まじい物量の部屋の中へ、躊躇なく足を踏み入れる。

事前に聞き出していたポイントに立つと、2~3個荷物を横へどける。

 

出てきたのは、私が小学生の頃には既に存在していた貴重品の収納ケース。スライド式の上蓋を開けると、契約関係とか保険関係などが分類できる沢山のポケットがある。

 

そんなケースが、【横倒し】になってそこにいた。もう嫌な予感しかしない。

 

古くて硬くなっていた蓋をこじ開け、ポケットのひとつひとつを念入りに確認する。

3周した。見つからない。

 

出てくるのは、私たち兄弟の書いた手紙や初任給や初ボーナスの明細。

 

……こんなもの、大切に残していたのか母。

そのケースは雑に扱ってたけど。

 

て、感慨にふけっている場合じゃないんだ今は!

 

互助会の会員証どこやねーん!!

 

その時、脳内に閃きが走った。

 

『仏壇の引き出し』

 

ケースはそのままに、義姉のもとへ向かう。

 

「見つかった?」

 

「無い! でも、もしかしたら仏壇の引き出しに無いかな」

 

すぐに義姉と一緒に仏間へ。義姉も手伝ってくれようとしていたが、なんと、ひとつ目の引き出しから速攻で『互助会』の文字の入った古い封筒を発見。

 

あったー!!!

 

きちんと亡き父の3口分と、亡き祖母の1口分の会員証が出てきたのだ。

 

おかん、何が貴重品の収納ケースだよ。

 

たぶん、見かねた父が私の脳内に呼び掛けてくれたのだろう。

ありがとう、父。

 

これらの間、約30分も車の中で待っていてくれた虹夫さん、ありがとう。そしてごめんなさい。

 

こうして無事、本日結婚式場へ会員証を届けることが出来たのであった。

マジ安堵である。

 

プランナーさんから、次の打ち合わせが最後だと言われて「あと何か確認したいこととか無いですか?」と聞かれたけれど、まだ何か事件が起きそうで、絶対に何か抜けや漏れがあって大事になりそうで、言葉を濁すしかない私。

 

不安しか無いのだが、虹夫さんはそれさえも楽しもうと言ってくれる。

結婚相手がこの人で本当に良かったと思えて、心から感謝しかない。

 

 

今、互助会で積み立てをしている方。

過去に積み立てていた会費を、いずれ利用としようとお考えの方。

会員証の在り処は家族に明確にし、分かりやすい場所に保管しておきましょう。

 

【連載】アラフィフ婚への道11「こまごまエピソード集」

本日は、結婚式の準備にまつわるささやかなエピソード集。

 

 

①招待状の宛名書き

 

4月下旬、招待状が出来上がり手許に届く。

 

書く文字にお互い自信がないふたり。虹夫さんは当初からパソコンで宛名を書くと決めていたのだけど、セントクレアヒルズさんからプレゼントされていたウェディングノートには『必ず【自筆】しましょう』とある。

 

えぇぇ~、自筆じゃなきゃダメぇぇ~?

 

途方に暮れる私に対し、「いいや、俺はパソコンで書く」と強い意思を表明する虹夫さん。

いいなぁ、うちにはプリンターが無いもの。データ預けて、一緒に印刷してもらえないだろうか。

 

一応私は幼少期に書道教室に通っていたが、遠い過去の話だ。

賞状書士の通信講座を受けていたこともあるが、受けていただけだ。

 

バランスの悪い筆文字で出すよりも、サインペンなどでいつものように書いた方が良いかと思って試してみる。

結果、子供っぽい仕上がりになって、どう見ても結婚式のご招待感が皆無だった。

 

仕方がないので久しぶりに筆ペンを取り出したら一本は古すぎて穂先がボロボロ。もう一本はかろうじてインクも残っていたので、要らない紙にこれでもかと練習すること数日。

本番直前まで練習して、慎重に封筒に書く。

 

封筒には虹夫さんと私が差出人として印刷されているので、数に限りがある。失敗は何度も出来るものではない。

それでも嫌と言うほど書き損じを出しながら、なんとか全員分の招待状を準備することが出来た。

 

寿用の切手も購入し、無事に投函することが出来たが、いつまで経っても母からの返事がこない。

なんと母、娘からの結婚式の招待状を封筒ごとまるまる紛失。マジか。もう予備とか使うの勿体ないんだけど。

 

それから少しして、今度は例の「叔父さんが来るってよ」騒ぎ勃発。だから招待状もう無いって!!

 

虹夫さんは手書きではない分、書き損じなどないので予備は潤沢に残っている。泣きついて譲ってもらい、なんとかゲスト全員からお返事を頂けましたとさ。

 

 

②ウェルカムカード

 

結婚式と言えば、ゲストの受付スペースに飾られるウェルカムカード。

写真も良いけど、ここは自作の似顔絵を描きたい。お絵描きは大好きだ。

好きと得意は別物ではあるが、筆文字と違ってこちらは押し出していきたい。

 

ドレスは早々に決まっていたものの、髪型やブーケが未定の段階では描きだせず、おおまかな下絵を描いた。我ながら、虹夫さんが可愛く描けて自己満足。

 

やがて前撮りも終了し、その日のオフショットを参考にしながら大詰めに入る。

何年振りかにコピックやポスターカラー、水彩絵の具まで引っ張り出して根詰めして描くこと3日。

 

なんか、虹夫さんの顔が濃いな。

いや、もともと目鼻立ちのはっきりした顔立ちだけど、下絵よりも顔のパーツが寄り過ぎたかもしれない。なんか、やだ。

 

丸1日眺めて考えて、やはり納得いかないので描き直し。

今度は下絵に近い、可愛い虹夫さんが描けたと思う。人物に力が入り過ぎて背景はショボくなってしまったが、まぁ満足だ。

これに関して言えば、本番で披露するのが楽しみである。

 

 

③髪飾り

 

前撮りの時に発覚したヘアードのアクシデント。プランナーさんと生花店さんの素早い連携で事なきを得たが、改めて本番での髪飾りについて考えた。

 

前撮りでは急遽百合の生花を準備して頂けたが、時間が短かったので最後までもった。

だが本番では水が切れてしまい、照明に晒されもするし、ゲストをお見送りする頃には萎れてしまっているかもしれない。

 

それならば、造花で自作しよう。なんかそんな動画もYouTubeにいっぱい出ているぞ。

 

虹夫さんに頼んで、百均の大型店舗に連れて行ってもらう。百合を始め、白が基調の花とワイヤーとテープを買い込む。

花を選ぶ際に虹夫さんに「これとかどうかな」などと話を振るも、反応は薄い。まったく興味はないらしい。

 

なんとか見よう見まねで作ってみるも、そこはやはり百均クオリティ。

どうしてもお高くつくけれど、完成品を買った方が良いだろうか。でも、使いまわすことは無いものにあまりお金も掛けられないし。

 

虹夫さんに相談しても「それはそれで、味があっていいんじゃないの?」と優しいんだか投げやりなんだかな返答。興味がないなりにも誠実な態度だとは思うけども。

 

ある日近所のホームセンターへ出掛けた。買い物ついでに生花コーナーを回って百合を見ていたら、売り場の奥に造花のコーナーがあることに気付く。初めて知った。

 

そこで百均で買うよりは割高ではあるが、綺麗な百合とカスミソウを発見。これなら1,000円程度でそれなりの髪飾りが作れるかもしれない。

 

カスミソウはかなり先端部を茎から千切り、ボンドとテープと駆使してワイヤーに繋げた。

素人なりに、まぁまぁな物が出来たと思う。

 

豪華な赤い色打掛に対して映えが気になるところではあるが、少しは手作り感も欲しいところだ。

 

贅沢や欲を言えばキリがない。これが私たちに結婚式なのだと、そろそろ腹を括りましょう。

 

 

因みに人生にハプニングは付き物で、それは幸せに浸っていたり気が弛んでいたりする時に起きがち。

どうやらコロナもまだまだ猛威を奮っている様子。外出時は暑くてもマスクが必要かもしれませぬ。

 

今は無事に結婚挙式披露宴を開催することだけを考えたいと思う。

 

【連載】アラフィフ婚への道⑩いいよね大人婚

怒涛の前撮りを終えた翌日。

虹夫さんと週末街飲みデートをしていたら母からLINEが届いた。

 

「〇〇(母の弟)にあんたの結婚のこと話したら、絶対に行くて」

 

おま……、式まであと1ケ月ちょっとしかないこのタイミングで……。

 

元々この歳での結婚なので、式は盛大にする気はなかった。親族は兄弟とその家族まで。

だから叔父を招待する予定はなく、当然招待状は発送することなくゲストの人数もとっくに確定していた。

 

なんで今頃伝えたよ母!

問い詰めたところで言い訳しか返ってこないので、翌日には急いで招待状を準備する。幸いにも招待状はまだ予備が残っていたので、兄から教えてもらった叔父の住所を筆ペンで書き、仕事の合間に郵便局へ出向いて寿切手を購入。投函した。

 

と言っても、その仕事の合間がなかなか取れず、叔父の出席希望を知ってから1週間近くが経っていたのだが。その間にも兄を通じて叔父から「招待状が来ないぞ」と催促をされてしまったのには焦った。

 

因みにここで叔父について書いておくと、『曲者』のひとことに尽きる。

祝い事大好き、お祭り大好き、飲むの食べるの大好き。気前が良くて、何をするにも全力投球。体力おばけ。

 

兄が言うには、私の結婚式には「何がなんでも行く!」と言っており、めかし込んで来るらしい。

 

頼む、落ち着いてくれ。思わず天を仰いだ。

 

テーブルの配席も大きく変わり、兄にも助言をもらってなんとか体裁を整えた。

 

うちの親族は兄以外あまりお酒は飲まないので、叔父が加わることで虹夫さんのご親族ともバランス良くお酒のやり取りが出来るかもしれないのは有難い誤算ではある。

 

ただし、トラブルだけは起こさないで頂きたい。

 

 

さて、なんだかんだと叔父の出席が確定したことで、当然ゲストの数が増えた。

当初は30人前後の予定だったゲストは50人を越える規模となった。

 

そこでプランナーさんからの提案で、会場をスカイヴィラから広いフォレストヴィラへ変更することにした。テーブルは8人掛けのままだが、空間的に窮屈さを感じることはないだろう。

 

セントクレアヒルズさんは同じ時間帯に複数の式は組まないので、披露宴の会場を変更することは可能。そして料金は変わらない。

 

打ち合わせはいよいよ大詰めとなり、司会者との打ち合わせの日が来た。

 

司会は以前から虹夫さんと親しくしている、通称さっしーさんに依頼。

普段は飲食店で勤務をしているけれど、元々は司会業やマナー講座を開設するなどマルチな方。

 

結婚式をすると決まった時、即座に司会はさっしーさんだと虹夫さんは決めていたそうだ。

 

私はそれまでほとんど面識はなかったのだけど、話してみるとさすがプロフェッショナル。サクサクとタイムスケジュールが埋まっていく。

 

演出の詳細までアドバイスをしてくれるので、それまで思いつきもしなかった面白そうな演出も決定した。

 

 

さっしーさんと話している中で、改めてこの年齢での結婚についての話題になった。

「大人婚、いいと思う」と、さっしーさんは何度も言っていた。

このブログで言うところの『アラフィフ婚』も同じ意味になると思うのだけど、この歳だからこその良さがあると。

 

いろんな人間を見てきた結果に出会った相手だ。落ち着いて穏やかな夫婦生活を送れるのではないかと。まぁ、そんなことを言っていた……ような気がする(残念なうろ覚え)

 

『大人婚』を推していきたいと言うさっしーさん。私も同じ気持ち。

少し前まで生涯おひとりさまを決意していた私が何を言っているのだか、という感じだが、実際虹夫さんとお付き合いを始めて、こうして結婚の準備を進めているけれど、よく聞くところの「結婚式の準備で相手の不安要素が露呈」ということは無い。

 

そんな考え方をするんだ! という驚きはたくさんあったが、それが不安や不満には繋がらない。自分にはない発想や行動に、こちらも良い意味での刺激を多く受けることが出来て新鮮だ。

 

 

この打ち合わせのあと、時間があったので以前から目星を付けていたアパートについて不動産屋へ話を聞いてみようと出向いてみた。

運良く2軒のアパートを内覧させてもらったが、そこでも虹夫さんの意見が頼もしく、安心できた。

 

単純に虹夫さんという人間の出来た男性と結婚できる私が、運が良かっただけという見方も出来るかもしれない。

でも、虹夫さんにも充分に困ったところはある。食べ物の好き嫌いは激しいし、私の好きなものでも自分が興味がなければ徹底してスルーだし、どんなに止めても瘡蓋剥がすのやめてくれないし。

 

ある程度、自分の至らないところと言うか、不完全ぶりも理解した境地になってからのお付き合いなので、相手に対しても大して腹も立たないというのが実際のところだろう。

 

勿論前回にも書いたように、若いうちに結婚出来るのなら当然その方が良いと思う。体力も行動力も充分あるし、子供も産める機会だってある。

さすがにアラフィフになって出産育児は無理があるからね。

 

ここ数日一気に更新してきたので、明日以降は準備に集中するため頻度を落とす可能性があります。まだまだ書きたいことはあるので、よろしければ今後もお付き合いをお願いします。

 

【連載】アラフィフ婚への道⑨夢のような前撮りの1日

6月下旬、いよいよ前撮りの日がやってきた。

 

初めての衣装合わせの時にまざまざと見せつけられてしまった現実、つまりは中年太りの弊害。

肥満なんて弊害以外の何もありはしないのだが、それでも身を以て突き付けられなければ知らぬふりをしてしまっていた。

 

ワンサイズしかないというインナーブラウスが、試着の時はちょっと前屈みになったら背中のボタンがプチーンと外れてしまったのだ。

 

ワンサイズしかないのに! フリーサイズが入らないなんて本気でヤバいんだわ私!

 

毎日…、いや、たまにサボりつつ、二の腕エクササイズと筋トレに励んだ。

前撮りの1週間前からは禁酒だ。もっと前からやっとけよ、というごもっともなご意見は充分理解しているので、あえてお見逃し頂きたい。

 

あと、この日の為に準備したものも書いておく。

ドレス用の肌着「ビスチェ」と、和装用の肌着、そして足袋。

 

ビスチェは大抵の人は結婚式での前撮りと本番でしか着ることがないので、ネットフリマなどに出品している人が多いという。式場で購入するのも良いが、どうしても割高感はある。

担当者の方からもフリマを勧められたが、これも大抵の人は若くてスタイルの良い時期に使用しているので中年太りの私に合うサイズが見つからない。

 

虹夫さんに泣きつき、「検索キーワードに“大きいサイズ”て入れてみよ」と言われて従ったら案外あっさり欲しいサイズのビスチェを取り扱っているショップに行きついた。お値段もかなり良心的。

偶然にもこの少し前に、地元酒造会社のキャンペーンに当選してアマギフ2,000円分が届いていたので、迷わずポチる。約半額でビスチェはゲット出来た。

 

和装用の肌着は実家から借り、足袋は駅ビルの呉服屋で2,000円くらいで購入。

 

さて当日、まずはトリニータコラボキャンペーンの特典であるレゾナックドームでのロケーション撮影から始まる。

 

式場内でヘアメイクと着付をしてから、車でドームまで移動する。車に乗り込むので、本番とは別のパニエを使用しないロケ用ドレスを着せてもらう。

 

……ちょっと苦しい。このドレスは試着なしで提示された画像から選んだのだが、いざ出発しようとしている私を見てプランナーさんが「……別のドレスにします?」と。

 

あとから画像を見ると、かなり、いや大変な勢いで肉がブニブニーン!! とはみ出ておりました。

これはプランナーさんに止められて当然である。

 

急遽運び込まれたドレスに着替えると、今後は苦しさは感じなかった。見苦しさも軽減。

安心してタキシードに着替えた虹夫さんと共に車に乗り込み、レゾナックドームへ。

 

地元の競技場ではあるが、ふたりともスポーツはやらないし観ないので縁のない場所である。

駐車場には、複数の高校のマイクロバスが停まっている。

「今、高校総体ですからね」

カメラマンさんの言葉に肝が冷えた。

 

もし若々しい高校生に出くわしたらどうしよう。こんなおばはんがウェディングドレスなんか着て、ドームで撮影なんかしてるよ。浮かれすぎ~なんて言われたら悲しすぎる。

 

なんて考えは杞憂で、幸い高校生には遭遇せず。通路で職員さんと何やら打ち合わせしていた男性がふたり、私たちの姿を見て「おぉ!」と声を漏らして「おめでとうございます」と言ってくださったのは嬉しかった。

 

選手の入場口から競技場に足を踏み入れる。

一度だけ観客席でトリニータの試合観戦をしたことがあるが、関係者や競技者でなければ立てない場所から見上げるドームは言い尽くせない感動がある。ただ広いとか高いとかではない、胸が震えるような衝動を感じた。……走りたくなりはしないけどね。

 

芝には立ち入れないので、トラックまで入りいざ撮影。競技場内はヒールでは入れない為、足元はふたりともスニーカーだ。

 

前日までの悪天候が嘘のように晴れ上がり、だが湿度はそう高くなくカラリとしていた。絶対にこの日も雨になると思っていたのに。

なんと言っても、私は雨女だ。たぶんカメラマンさんが晴れ男。

 

式場に戻り、今度は本番用のドレスに着替える。インナーブラウスとの再会である。

 

袖を通し、緊張の一瞬。

 

なんと、難なく背中のボタンが止まった。あまり見た目には変わりはなかったが、それなりに二の腕と背中の肉は減っていたらしい。素晴らしい!

今後の筋トレのモチベーションも上がるというものだ。

 

ベールを着けて、ハイヒールを履くと大聖堂へ移動。トレーンが長いので、裾を抱えて歩くのも一苦労。

 

まずはふたりだけの写真を撮影してもらい、次にトリニータのキャラクター、ニータンとリッチーのぬぐるみを虹夫さんとふたりでそれぞれに抱っこしての撮影。

これがキャンペーンでA賞に当選していたら、レゾナックドームの際に等身大(?)ニータンとの撮影になっていた。

特にトリニータに愛着がある訳でもないので、これ(B賞)で良かったと改めて思う。

 

 

さあまだまだ続くぞ。

次は色打掛と紋付袴に着替える私と虹夫さん。

勿論私たちふたりも大変だけれども、何が大変って、今回のヘアメイクと着付け、ロケーションも含めた撮影の付き添い等すべてをひとりでやってのけたスタイリストさん。

いくら打掛の帯が簡易式であると言っても、神経も体力もフル稼働だっただろう。

 

改めて和装の虹夫さんに惚れ惚れしつつ、撮影場所へ移動する。しかし、衣装が重い。

動き出せば自然に歩けるのだが、一度立ち止まると全身にズシリと重みが伸し掛かってきて、再び歩き出そうとするのに気合いを入れ直さないといけない。

 

私の場合はそういう巡り合わせだったから仕方がないのだが、もし結婚願望が早くからある方は若くて体力のあるうちに結婚式は挙げておいた方が良いかもしれない。

 

撮影場所に着くと、一旦虹夫さんには休んでもらって私の衣装の映えポジション作り。

大量のピンチで着物の美しい流線を作り出す。その間、私はマネキンのようにただ立って微動だにしない。

指先や首の角度まで整えられて、いざ虹夫さんに横に立ってもらって撮影。

そして終了。

 

 

長かったー!!

読んでくださっている方も、飽きて途中で帰ってしまったんじゃないかと不安になるくらい。

 

ロケーション撮影のときも含めて、カメラマンさんがメモリアルフォト用とは別に虹夫さんのスマホカメラでもオフショットを撮ってくださったのはとてもありがたかった。

プランナーさんもご自身のスマホで撮ってくれた画像を虹夫さんに送ってくれていて、ちょっとしておふざけポーズも逃さず撮影されていて後から見返して大笑い。

 

最終的にはウェディングドレスを3着も着ることになって、なかなか贅沢が出来たのではないかと思う。そのうち1着は大変見苦しい姿ではあったが。

大聖堂のステンドグラスの前でひとりでのバックショットも、自己満足ではあるけど良い記念になった。

 

反省点は、ヘアードの注文を勘違いしていたこと。

百合の飾りを私は注文したつもりだったのだけど、実際は「ご検討ください」という段階のままだった。当日に花が届いていなくて私の勘違いが判明。プランナーさんが素早く生花店に働きかけて、生花店さんも柔軟に対応してくださったおかげで百合は無事撮影に間に合った。

 

反省の結果、本番では自前の髪飾りを持参する予定だが、造花で素人が作るとどうしても生花と比較して見劣りがしてしまう。虹夫さんは「それも味だよ」と言ってくれるけれど、やはりモヤモヤ。

 

和装の肌着も知識不足で戸惑った。

実家の母に頼んで準備してもらった肌着をそのまま持ち込んだのだが、和装肌着には一般用と婚礼用があるとのこと。婚礼用の方が襟が大きく開くことが出来るという。

一般用の肌着を婚礼用に合わせて着ると、どうしても丈が足りずに胸がはだけたようになってしまう。

これは急いで婚礼用を買い直す必要がある。

 

 

さて、本当に長くなってしまってけれど、次回はまたまた事件勃発。

本番一ヶ月前になって、とっくに確定したゲストが今更増えた! 原因は新婦の母!

 

招待状は? テーブルの配席は?

新たな問題が一気に湧きだす。乞うご期待!

(疲れているのでテンションがおかしい)